ヤクルトミス連発で巨人戦2年連続負け越し決定　高津監督「競ったゲームでは絶対にあってはならない」

2023年09月05日 22:39

野球

ヤクルトミス連発で巨人戦2年連続負け越し決定　高津監督「競ったゲームでは絶対にあってはならない」 — ＜ヤ・巨＞9回、重信の時に石山が一塁へ牽制悪送球　（撮影・西川祐介） Photo By スポニチ

【セ・リーグヤクルト3―4巨人（ 2023年9月5日神宮）】ヤクルトは終盤にミスを連発し、巨人戦6連敗で2年連続の負け越しが決まった。3―2の8回に三塁・村上の悪送球が絡んで追いつかれ、9回には1死一塁で5番手の石山がけん制悪送球。三塁まで進塁を許し、内野ゴロの間に勝ち越された。6回2失点と力投したサイスニードが、同点の4回に来日3年目で初アーチの一時勝ち越しの2ランも放ったが、勝利に結びつかず、4連敗で借金は3年ぶりの23まで膨らんだ。

高津監督の一問一答は以下の通り。

　――終盤に出たミスが失点に絡んだ。
　「取れるアウトを取りたかったですね。まあ、石山のけん制悪送球は取れるアウトではないですけど、勝手に進塁させてしまったので、非常に大きな8回も、9回もワンプレーですね」

　――投手陣が粘り強くつないでいただけに終盤のミスは痛い。
　「ミスはどの場面でも痛いんですけど、終盤で競っているときに取れるアウトを取れない、勝手に進塁させてしまうというところは、失点につながっていきますよね。それは競ったゲームでは絶対にあってはならないことだと思いますね」

　――サイスニードの投球は。
　「あのピッチングはすごくよかったです。バッティングもね、びっくりしたんですけど、なかなか彼の時は援護点がないので。ないので打ったわけではないでしょうけど、いい形でゲームは進められたんですけどね。それ以降はなかなか得点圏にいっても1本が出なかったですね」

　――シーズン通しての課題。
　「スコアリング行くと、なんなんですかね。バットが出ないというか、1本出ないというか、何かあると思いますね」

　――清水は今の状態を考慮してイニング途中交代。
　「岡本選手であったり、その前の丸であったり、いろいろなケースは考えていました。ちょっとああなるとは思わなかったですけど」

　――巨人戦負け越し。明日から切り替え
　「そうですね。今日みたいなゲームをしないといけないでしょうね。神宮のジャイアンツ戦はいつも打ち合いになってね、乱打戦というか、そういう形になってしまうんですけど、きょうみたいにピッチャーでゲームを作っていく、引っ張っていく、そういう展開に持って行きたいですね。きょうは終盤にひっくり返されましたけど、こういう展開にしなきゃいけないと思いますね」

　――サイスニードは打撃練習も真面目に取り組む。その姿勢は。
　「彼はチームにとこけ込むところから、練習態度であったり、練習量であったり、言うことない男なので。いい結果を出してあげたかったですけどね。残念ですね」