巨人・原監督 0―0ドローに「ふわんとした形で打席に向かっているような選手がいる…悲しい」

2023年09月08日 22:03

野球

巨人・原監督 0―0ドローに「ふわんとした形で打席に向かっているような選手がいる…悲しい」
<巨・中>12回、船迫の登板を告げる原監督 (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人0―0中日 ( 2023年9月8日    東京D )】 巨人は最下位・中日と延長12回の戦いも決着つかず、0―0で引き分けに終わった。巨人の引き分けは今季2度目。0―0での引き分けは2018年9月24日の阪神戦(甲子園)以来で、東京ドームでは2012年4月30日の阪神戦以来11年ぶりとなっている。
 戸郷、仲地と両先発右腕の投げ合いで0―0の投手戦。仲地が7回3安打無失点で先に降板したあとも戸郷は続投し、0―0のまま延長戦に突入した。

 そして、戸郷が10回まで140球を投げて11三振を奪い、散発3安打無失点に抑えて迎えたその裏、2死一、二塁のサヨナラ機に主砲・岡本和が三ゴロに倒れ、8月3日のヤクルト戦(東京D)以来36日ぶりとなる戸郷の今季11勝目の可能性が消滅した。

 延長11回も1死一、二塁から2死二、三塁と攻めたが、代打・中山が空振り三振。12回表を3番手右腕・船迫が無失点に抑えて敗戦が消えたが、その裏、相手守護神・マルティネスに代打・萩尾が三振、門脇が一ゴロ、丸が三振に終わった。

 試合後、原辰徳監督(65)との主なやりとりは以下の通り。

 ――戸郷が10回まで。

 「ナイスピッチングですね。なんとか1点取って、取りたいっていうところだったけど、なかなか重かったですね」

 ――リリーフも無失点。

 「いやいや、それ以上はないわけですから、ナイスピッチングですね」

 ――戸郷は9回に打席がまわれば代打だった?

 「そうですね、あそこは2WAYという形で、しかし彼もその部分を冷静に10回も冷静に抑えたというのは助かりました」

 ――門脇はヒヤッとしたが。

 「大丈夫。ストロング」

 ――初対戦の仲地を攻めあぐねた。

 「まあでも、いいピッチングされたところですね。なんとかここ1本というとこがね、ここ1本が、もうちょっと思い切り、例えば変化球で狙うのか、あるいは引っ張るのか、あるいは流すのか、というね、その辺がふわんとした形で打席に向かっているような選手がいるっていうのがちょっと悲しいね。勝負をかけないとね、バッターもね。カウントが1球目2球目ストライク、3球というストライクをセレクトできるわけだからね、その部分をなんというか、もうちょっと勝負していって欲しいね。勝負というのは狙い球をしぼるとか、あるいは方角を決めるとかというね、そういうところはありますね」

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