広島3本柱から驚異の対戦打率!阪神・中野「先手必勝ですね」 チカナカ復活で「流れに乗りたい」

2023年09月08日 06:45

野球

広島3本柱から驚異の対戦打率!阪神・中野「先手必勝ですね」 チカナカ復活で「流れに乗りたい」
広島3連戦で期待のかかる阪神・中野 Photo By スポニチ
 鯉の強力3本柱とぶつかる運命の直接対決へ向け、阪神・中野が「先手必勝」で挑む。広島は床田、森下、九里の順で先発し、床田は前回8月31日の巨人戦から中7日空けての出陣。今季の広島戦では球団別最高の打率・365を誇り、3投手と非常に相性がいいヒットマンが、死球打撲から復帰濃厚の近本との1、2番で、赤ヘル軍団に引導を渡す。
 「ローテーションを変えてまで、初戦に床田さんが投げてくることは知っていた。(意識は)先手必勝ですね。いい投手が3人来るけど、初戦を取ると3連敗もなくなるし(気分的に)楽になる」

 中野のためにあるような3連戦かもしれない。今季は床田に対して8打数3安打で打率・375をマーク。森下には10打数6安打で同・600、九里にも10打数4安打で同・400と頼もしいデータが残る。3人まとめると、計28打数13安打、同・464のキラーぶり。圧倒的な好相性も味方につけ、全力で勝利をたぐり寄せる。

 「(復帰濃厚の)近本さんの流れに乗りたい。打って塁に出てくれることが多いので、自分が決める、とか考えることなく、クリーンアップにつなげるようにしたい」

 5日の中日戦は初回、近本の代役1番・森下の安打に続いて右中間へ適時三塁打を放ち、決勝点を叩き出した。だが、中野がこの3連戦で目指すのは、翌6日の同2戦目の初回、中前打の1番・小野寺を自身がバントで送り、3番・森下の決勝打へつなげた攻撃だ。後ろにバトンを渡せば、確実に得点に変えてくれる仲間が控える。欲を捨て、白星だけを見据える。

 「とにかく勝ちたい。勝てれば何でもいいです」

 中日・岡林、DeNA・牧と争う最多安打のタイトルも今は眼中にない。ヒットではなくとも、優勝へのカウントダウンを進める一打なら心から喜べる。黄色く染まった甲子園で、中野が虎を頂点へと近づける。 (八木 勇磨)

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