巨人・松田 涙の引退会見に坂本、内川氏がサプライズ登場 3人で「熱男~っ」ポーズ!原監督には感謝

2023年09月28日 18:45

野球

巨人・松田 涙の引退会見に坂本、内川氏がサプライズ登場 3人で「熱男~っ」ポーズ!原監督には感謝
会見に駆けつけた内川氏と坂本と熱男ポーズを決める松田(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 巨人の松田宣浩内野手(40)が28日、都内のホテルで会見を開き、今季限りでの引退を発表。18年間の現役生活を振り返り涙を流した。
 黒のスーツ姿で会見に臨んだ松田は「私、松田宣浩、今シーズンで現役を引退することを決断いたしましたので報告させていただきます。読売ジャイアンツ1年、福岡ソフトバンクホークス17年、18年間のプロ野球生活は私にとって夢のような時間でした」と述べた。

 引退を決断した理由とタイミングについては「1年前、原監督さん、球団関係者の皆さんとのご縁で読売ジャイアンツの一員になる事ができました。その時に原監督さんから“ムードメーカーではではなく戦力とし考えている”という温かい言葉をいただいてジャイアンツに飛び込んでいきました。1軍でプレーしても結果を出せなかったというのは正直な思いです。2軍降格になった時に、まずは妻に“そろそろ引退の時期かな”と伝えました。(球団に)正式に報告したのは横浜3連戦(今月24~27日)の最終戦が終わった後に原監督さんに“引退させていただきます”と伝えました」と涙ながらに明かした。

 「原監督からは“18年間よくやってくれた”という温かい言葉をいただきました。今は結果を出せなかったので原監督、読売ジャイアンツさんには申し訳ない気持ちでいます」と心境を吐露。

 巨人での1年間については「ジャイアンツの皆さんには自分の2つの考え、思いをかなえてもらいました。まず1つは数字よりも40歳までプレーしたいという思い。昨年、途切れるかというところでジャイアンツさんにチャンスをいただいた。もう1つは、子供の頃からジャイアンツファンで、最後にジャイアンツのユニホームを着て野球選手を終われることは良かったと思います」と語り、再び目頭を熱くした。

 現役生活で一番印象に残った試合は「ソフトバンク時代の2014年のシーズン最終戦のサヨナラヒット。勝った方が優勝という大事な試合でチームのために打てたあのヒットは18年の中で、一番の当たりでした。ジャイアンツでの忘れられない出来事は開幕戦で東京ドームで打席に立たせてもらった時に、ジャイアンツファンの皆さんから凄い歓声をいただいたことです」と振り返った。

 会見の最後の花束贈呈では巨人の坂本勇人が登場。そしてソフトバンク時代のチームメート内川聖一氏も姿を見せた。坂本は「マッチさんの“熱男魂”を引き継いで頑張りますので、これからも野球界のために力を貸してください」。内川氏は「いつも一番最初にグラウンドに出て、一番最初にノックを受けていたのがマッチだったので、その姿を見て頑張らせてもらいました」と述べ3人で“熱男”ポーズを決めた。

 松田はソフトバンクで一時代を築き、2度のWBC出場や19年のプレミア12では世界一にも貢献。現役にこだわって今季から巨人に加入したが、出場は11試合にとどまっていた。明るい性格でホームランを放った際に行う「熱男ポーズ」はファンにも浸透。301本塁打の豪快な打撃が持ち味だったが、三塁守備でも史上最多の8度のゴールデングラブ賞を受賞。特にスローイングの安定感が光った。

 ◇松田 宣浩(まつだ・のぶひろ)1983年(昭58)5月17日生まれ、滋賀県出身の40歳。中京(岐阜)から亜大を経て、05年大学・社会人ドラフト希望枠でソフトバンク入団。11、13~19年にゴールデングラブ賞、18年にベストナインを受賞。通算301本塁打は西武・中村、巨人・中田翔に次ぎ現役3位。昨オフに巨人移籍。今季は11試合に出場して打率・071。13、17年WBCと15、19年プレミア12の日本代表。愛称はマッチ。1メートル80、86キロ。右投げ右打ち。

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