【巨人・松田引退会見一問一答(2)】次の目標は野球界の松岡修造さんみたいな熱い人間になること

2023年09月28日 20:21

野球

【巨人・松田引退会見一問一答(2)】次の目標は野球界の松岡修造さんみたいな熱い人間になること
引退会見をする松田(撮影・西尾大助) Photo By スポニチ
 巨人の松田宣浩内野手(40)が28日、都内のホテルで会見を開き、今季限りでの引退を発表。18年間の現役生活を振り返った。
 ――プロ野球選手としての人生は。

 「本当に一番の目標の、40歳まで現役でプレーするという一番の目標はクリアした。引退を発表してから、今感じているのは、もうやり残すことがないくらいいっぱい練習しましたし、いっぱいバットを振りましたし、いっぱいボールを捕りましたし、いっぱい声を出しましたし、もう悔い残すことなくやってこられたと思います。40歳までやってきて数字にはこだわらなかったが、結果、1921試合、1832安打、301本塁打、991打点、ベストナイン1回、ゴールデングラブ8回、オールスター7回と、数字にはこだわってこなかったが、とにかく一生懸命やってきた結果がこのような数字が残り、私個人としては満足のいく数字だったと思います。自分を褒めてもいい数字だと思いました」

 ――自分の野球人生に点数を。

 「若い頃、このやめる2年はきつい思いをしたんですけど、いい時もあるし悪い時もあるし、そういた意味では18年間プレーさせていただいたので、点数をつけると“100熱男”です。100点満点の数字を出してあげたらいいと思います」

 ――熱男は。

 「うれしく思うのは、ジャイアンツに来ても東京ドームでもジャイアンツ球場でもファンの方がたくさん声援をくださいました。その中で松田と言うより、ジャイアンツでも「熱男」という呼び名で呼んでくれてうれしいと思いましたし、2015年にソフトバンクで工藤監督が「熱男」というスローガンを選んでいただき、当時、選手会長ということもあって「熱男」というのをファンの皆さんに広めたい、ただそれだけで本塁打の後に叫んでいました。ホークスでもそうですし、ジャイアンツでもこの「熱男」とともに戦ってきました。「熱男」というパワーはとてつもなく、自分の中では5メートルぐらい「熱男」と出会ってから飛距離が変わった。本当に「熱男」と出会ってから本塁打の数も増えたと思いますので、自分の中では本当に「熱男」という言葉との出会いはプロ野球人生の中で大きかったかなと思います」

 ――今後は。

 「18年間、プロ野球選手として、一日も力を抜くことなくやってきました。今の正直な気持ちは、おなかいっぱい野球をさせてもらった状態です。まず、今年に関しては単身で東京に来ましたしジャイアンツでプレーをさせていただきました。家族もいつも支えてくれました。その中で今後はサポートしてもらう側から、サポートしてあげる側に回りたいなと思いますし、家族の存在というのは自分の中で凄く大きいので、一人の父親として、二人の子供のために、妻のために父親という仕事をやってみたいと思います。長男も中学で硬式野球をやっています。本当にね、しっかりゆっくり見てあげるのも2年くらいだと思いますので、まずは息子のために僕の経験してきた野球を伝えていけたらいいかなと思います。ゆくゆくはプロ野球界にも、ジャイアンツにお世話になりました、プロ野球界だったり、ジャイアンツに恩返しできる、そういった人間にこれからなっていきたいなと思いますし、自分のこれからの目標としては野球界の松岡修造さんみたいな熱い人間になることを次の目標として、次のステップに入っていけたらいいかなと思います」

 ――最後の思いを。

 「本当に残りわずかとなりました、プロ野球生活です。ジャイアンツのファンの皆さん、福岡ソフトバンクホークスのファンの皆さん、プロ野球ファンの皆さん、松田宣浩が現役選手としてユニホームを着られるのも残りわずかとなったので、最後、何日か分かりませんが、しっかり目に焼き付けてくれたらこれまでやってきたことが正しかったと思うので、ファンの皆さんにユニホーム姿をしっかり見て頂きたいなと思います」

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