ロッテ・益田 史上最速12年目で通算700試合登板 史上18人目 CS争い独り勝ち貢献

2023年09月28日 05:20

野球

ロッテ・益田 史上最速12年目で通算700試合登板 史上18人目 CS争い独り勝ち貢献
<日・ロ>通算700試合登板を達成して記念ボードを掲げる益田(撮影・高橋 茂夫) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ロッテ4-2日本ハム ( 2023年9月27日    エスコンF )】 節目の登板も関係ない。ロッテの守護神・益田が白球に魂を込めた。2点リードの9回に登板し圧巻の3者連続三振締め。離脱者続出のチームの連敗を7で止め「僕は初回からチームのために何かすることはできない。1イニングに全てを懸けた」と言葉に力を込めた。
 マウンドに上がり史上最速となる12年目で史上18人目の通算700試合登板を達成。だが、勝つことだけに集中した。先頭の加藤豪は150キロの内角直球、続く松本剛も152キロの内角直球で見逃し三振。最後は代打・郡司を151キロ直球で空振り三振に斬った。

 CS争いが激化する中、チームは22日以降に体調不良者が相次ぎ計9選手が離脱(小島は復帰)して大失速。敗戦が続いたことで右腕も18日を最後に登板機会がなかった。気迫の投球を披露したベテラン右腕について吉井監督も「かなり気合が入っていた。良い投球でした」と絶賛した。

 CSを争うソフトバンク、楽天がともに敗れて3位に再浮上したが、3チームが1ゲーム差にひしめく大混戦。益田も「まだまだ厳しい戦いが続く」と気を引き締める。投じた16球のうち、実に14球が直球。必ずCSに行く――。選手会長も務める鉄腕が、ナインに伝えたいことを言葉ではなく背中で示した。(大内 辰祐)

 ≪33歳11カ月は年少記録6位≫益田(ロ)が27日の日本ハム戦に登板し通算700試合登板を達成した。プロ野球18人目で球団初。初登板は12年3月30日の楽天戦。33歳11カ月での到達は68年小山正明(当時東京)に並ぶ6位の年少記録。プロ12年目での到達は、62年金田正一(当時国鉄)、68年稲尾和久(西鉄)、11年岩瀬仁紀(中)、20年宮西(日)の各13年を抜く最速達成になった。

おすすめテーマ

2023年09月28日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム