慶大・外丸東真の「無敗伝説」は続く 「僕たちは日本一を目指している」

2023年11月18日 21:27

野球

慶大・外丸東真の「無敗伝説」は続く 「僕たちは日本一を目指している」
<慶大・環太平洋大>準々決勝を快勝し笑顔でポーズをとる慶大の(左から)外丸、広瀬、宮崎(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 【明治神宮大会・大学の部   慶大7―0環太平洋大 ( 2023年11月18日    神宮 )】 東京六大学野球連盟代表の慶大は7―0で環太平洋大に7回コールド勝ちし、準決勝に進出した。先発した最速149キロ右腕・外丸東真投手(2年)は7回を6安打無失点で4三振。今秋リーグ戦では6勝0敗だった大黒柱が全国舞台でも「無敗伝説」を継続した。
 「初戦ということでちょっと難しさもあった。反省点はありますけど、いつも通りのピッチングができたと思います。今日はストレートとカーブが良かった。初球からどんどんストライクを取れて、こっちのリズムで進められたと思います」

 この日、最速は144キロ。それでも緩急をつけるカーブ、途中まで直球と同じ軌道から急激に変化するスライダー、カットボール、ツーシームを駆使してピンチで「あと一本」を許さなかった。

 東京六大学リーグの最終戦は10月30日。3週間近くも日程が空いた「リスタート」。メンタル面でもフィジカル面においても難しい調整となったが、リーグ最終戦を終えた夜には「僕たちが目指しているところは日本一。満足せずにチームをつくっていこう」とチームで話し合い、意思統一をしてきた。

 この日の初戦から3日連続の試合で決勝を戦う。優勝のためにはエースのフル回転が不可欠。「やっぱり目標は日本一。また明日勝って進んでいきたいと思います」と静かに闘志を燃やした。(柳内 遼平)

◇外丸 東真(そとまる・あづま)2004年(平16)2月22日生まれ、前橋市出身の19歳。小3から野球を始め、桂萱中では軟式野球部に所属。前橋育英では3年夏に甲子園出場。慶大では1年春からリーグ戦デビューし、通算30試合で11勝6敗、防御率1.99。遠投100メートル。50メートル走6秒3。1メートル73、75キロ。右投げ右打ち。

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