中田翔 巨人退団決断は「やっぱり試合に出たい」 球団に感謝「凄く大好きだった」 G球場で荷物整理

2023年11月18日 20:12

野球

中田翔 巨人退団決断は「やっぱり試合に出たい」 球団に感謝「凄く大好きだった」 G球場で荷物整理
巨人・中田翔 Photo By スポニチ
 巨人を自由契約となった中田翔内野手(34)が18日、取材に応じ、退団を決断した経緯と球団への感謝の思いを口にした。
 荷物整理に訪れたジャイアンツ球場。巨人のマークが入った荷物を自家用車に積んだ中田は「巨人が凄く大好きでしたし、だからこそぎりぎりまで悩んだ。でも、野球少年にも戻るではないけど、やっぱり俺は試合にでたいと思った」。昨オフに3年契約を結んでいたが、契約を終了できるオプトアウトの条項が付与してあり、権利を行使。「いろいろなことを経験できましたし、本当に感謝しかない」と恩義を感じながらも、野球選手として素直な思いを尊重した。

 「試合に出て、もう一回活躍したいなっていう気持ちが強い。一年でも長くというつもりはない。辞めるまでは自分の体がつぶれてもいいくらいでやりたい」。悩んだ上で、2年後まで保証されている契約を破棄。阿部監督の掲げる一塁・岡本和の構想にも理解を示す中で安定ではなく、選手として輝ける場所を求めた。

 寂しさもにじませた。侍ジャパンで共闘経験もあった坂本とのプレーに「スーパースターで、同じユニホームを着てやるというのは想像していなかった。間近でプロの技を、勇人さんだけでなく、いろいろな勉強をさせていただいたのは自分の財産」と感謝。決断後は多くのチームメートから連絡があったことを明かし「みんなが連絡をくれたし、泣けてくるような言葉を掛けてくれた。秋広は連絡が1番遅かったけど」と笑った。

 「(新天地は)野球人生を全うする場所。決断を自分自身が信じてあげたい」と話し、ジャイアンツ球場へ別れを告げた。(小野寺 大)

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