DeNAドラ1・度会 カ~ン禄のハマスタデビュー 初回番長ビビらせ四球 2回には本拠“初安打初打点”

2023年12月04日 05:30

野球

DeNAドラ1・度会 カ~ン禄のハマスタデビュー 初回番長ビビらせ四球 2回には本拠“初安打初打点”
試合後、声援に応える度会(撮影・島崎 忠彦) Photo By スポニチ
 【YOKOHAMA STADIUM 45th DREAM MATCH   Y45 LEGEND HEROES7-2BAY DREAM STARS ( 2023年12月3日    横浜 )】 “本拠地初安打初打点”決めちゃった。DeNAは3日、横浜スタジアム45周年記念の「YOKOHAMA STADIUM 45th DREAM MATCH」を同球場で開催。ドラフト1位の度会隆輝外野手(21=ENEOS)が、2回に中前適時打をマークした。ドラフト会議後の「本拠地デビュー戦」での躍動。横浜高(神奈川)の先輩で、この日対戦した松坂大輔氏(43=本紙評論家)もプロでの活躍を期待した。
 二塁走者は横浜高の22学年先輩の松坂氏だった。2回2死二塁。度会は山口俊氏の4球目、133キロ直球をきっちりはじき返した。鋭いライナーが中前へ。本拠地デビューでの“初安打初打点”。「追い込まれてフォークがきて“やべえ”と思ったんですが、次の直球を打てました。大先輩を還せてよかった」と2万8115人の観衆を喜ばせた。

 神奈川県高校OBチームと、球団OBと現役チームの特別試合。度会は高校OBチーム「Y45 LEGEND HEROES」の淡いブルーのユニホーム姿で「3番・二塁」で先発出場した。初回は三浦監督と対戦し四球。指揮官は「ちょっとビビってしまいましたね、僕が」とおどけつつ「打席に入った時の真剣なまなざしをマウンドで見ることができてよかった」とドラ1ルーキーの打者としての雰囲気を肌で感じ、称えた。

 1打数1安打1打点1四球、2打席で一度は退いた。だが、最終回の5回に見せ場が待っていた。今度は球団OBと現役チームの一員として代打出場。正真正銘の背番号4、DeNAのユニホームで打席に立った。相手は松坂氏。3球目の118キロの直球で左飛に打ち取られたが「偉大な先輩と対戦でき一生の宝です。オーラが凄くって」と目を輝かせた。試合前に「俺が投げるから、ちゃんと打ってね」と声をかけていた松坂氏。「あまりに球が遅すぎてタイミングが合わなかったのかな」と苦笑いも「構え、雰囲気が凄くいい。華があるし本当に来年が楽しみ。凄くいい雰囲気を持ってプレーしていると思う」と期待した。日米通算170勝の右腕も、指揮官同様に度会の魅力を感じ取り活躍する姿を思い描いた。

 ドラフト会議後に初めてプレーした本拠地。堂々の“デビュー”を飾った度会は球界の先輩に力をもらった。「松坂さんに打ち取られたけど胸がいっぱいです。この経験を生かし、来年ファンの皆さまを幸せにしたい」。24年、正真正銘のデビューでも、本拠地を沸かせてみせる。(大木 穂高)

 ≪ワタラライ♪ワタラライ♪今永から一発芸むちゃぶり≫度会が、今永から一発芸を伝授された。お笑い芸人・藤崎マーケットの「ラララライ体操」をもじった「ワタラライ体操」。両手を上げ下げする動きに「あとは度会のアレンジで」と伝えられ「やっべえ!なるほど」と応じた。「ちょっとひらめいたので。彼ならお笑いにしてくれる」と今永。「いやあ、凄いですね。彼はアヒルを見ているようで、一番最初に見たモノを何でもやってくれる。素直ないい子」と笑った。

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