“令和の新怪物”オリ・山下舜平大 憧れの背番号「11」で2年連続開幕投手に「こだわりある」

2023年12月04日 05:45

野球

“令和の新怪物”オリ・山下舜平大 憧れの背番号「11」で2年連続開幕投手に「こだわりある」
<オリックス更改>新人王のタイトルと5倍以上のアップに笑顔の山下舜平大(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 大エースへの道を歩む。プロ初勝利を含む9勝を挙げて新人王に輝いたオリックス・山下舜平大投手(21)が3日、大阪・舞洲の球団施設で契約更改交渉に臨み、今季年俸700万円から球団歴代4位となる471%増の4000万円でサイン。主力投手としての決意を示した。
 「評価していただいたが、もっともっと頑張らないとという気持ちの方が強い。来年は(山崎)福也さんも(山本)由伸さんもいないので中6日で1年間ローテを回って優勝に貢献すると約束した」

 高卒3年目の今季は1軍未登板ながら開幕投手に抜てきされた。最速160キロの直球と鋭いカーブを武器に、登板間隔を空けながら16試合に投げ9勝3敗、防御率1・61と躍進した。一方で終盤に腰を痛めて離脱。2桁勝利を逃してポストシーズンもメンバー外となり「いい一年だったが、まだまだできる。70点」と自己採点した。

 来季は背番号が12から11に変更。山崎福の日本ハムへのFA移籍で空いた番号を背負う。中学時代からの憧れで、3月のWBC壮行試合で対面したダルビッシュ(パドレス)や大谷(エンゼルスからFA)と同じ番号でエースを目指す。

 「本当に欲しかった格好いい背番号。福也さんや、凄い先輩方がつけてこられた番号なので、それに負けないように頑張りたい」

 腰の回復は順調で新球習得にも挑戦。「真っすぐ、カーブが生きるタイミングで投げたい。速い系の変化球」と説明した。2年連続の開幕投手にも「今年以上にこだわりはあるのかなと思う」。進化し続ける“令和の新怪物”がリーグ4連覇、日本一奪回の原動力となる。 (中澤 智晴)

 ≪舜平大の「12」後継・東は年俸3倍UP≫今季6勝0敗で昨年のデビューから無傷の7連勝でリーグ3連覇に貢献した東は800万円から3倍増の年俸2400万円で更改。「3倍いったらいい方かなと思っていた。来年はもっと上を目指して頑張りたい」と誓った。背番号は95から山下がつけていた12に変更となり「あいつは背中が大きいので似合っていた。自分ももっと背中を大きくして似合うように」と意欲。デビューからの連勝記録は66年の堀内恒夫(巨人)の13、全て先発による連勝は42年の藤本英雄(同)の10で「いけるところまで頑張りたい」と力を込めた。

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