阪神・桐敷 来季に狙うは50試合&被弾ゼロ!岡田監督命名「スペードのエース」が年俸3倍増で飛躍誓う

2023年12月04日 05:15

野球

阪神・桐敷 来季に狙うは50試合&被弾ゼロ!岡田監督命名「スペードのエース」が年俸3倍増で飛躍誓う
<阪神契約更改> 契約更改後を終えた虎のスペードのエース・桐敷(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 「アレ」で新語・流行語大賞の年間大賞に輝いた岡田監督が命名した「スペードのエース」こと桐敷が、西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み、年俸3倍増をゲットした。後半戦の25試合に救援登板して失点はわずか2試合の左腕は、2200万円増の年俸3300万円でサイン。“スペードのエース査定”に笑顔を見せた。
 「3倍で評価してもらいました。自分へのご褒美で時計とか買ってみようかと。スペードのエースって、どういう意味かなと思ったけど、監督が名付けてくださったのはモチベーションになった」

 8月19日のDeNA戦で青柳の緊急降板後、スクランブル登板でピンチを救った桐敷は岡田監督にブルペンの切り札の意味で「オールマイティーやな。スペードのエースやろ。あれ」と評された。この賛辞を励みにフル回転。優勝と日本一に貢献し、オフの侍ジャパン選出も果たした。

 先発した5月26日の巨人戦で2年目でプロ初勝利を挙げた左腕の転機が7月のフレッシュ球宴。救援登板をテレビで見た岡田監督が中継ぎ起用を即決して後半戦の7月26日からリリーフで起用され、ブルペンを支えた。

 「来年は一年間やり切ることを目標にしたい。リリーフは50試合登板というのが評価になる。0点に抑えるということで防御率にもこだわって、本塁打もゼロでいきたい」

 今季は先発を含めて27試合に登板して2勝0敗14ホールド、防御率1・79。8月9日の巨人戦で中田翔に浴びた本塁打が唯一の被弾だった。50試合以上登板で被本塁打0となれば21年スアレス以来、球団史上2人目。自主トレでは島本、及川とともに静岡での岩崎組に参加し、レベルアップを目指す。「(年俸が)もっと上がったらスポーツカー(購入)を考えたい」と夢は膨らんだ。 (鈴木 光)

 ○…シーズン50試合以上に登板する投手は、先発と救援の分業制が進んだ2000年以降に急増し今季はセで17人、パで15人いた。被本塁打0のまま終わるのは難しく、阪神では21年のスアレス(62試合)のみ。同年の新人王に輝いた広島・栗林は、シーズン最終登板となる53試合目の11月1日ヤクルト戦で宮本に初めて被弾した。

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