ソフトバンク・大津、来季「開幕ローテ」に照準 増量ノルマ・1カ月1キロに向け“寿司食いねえ!トレ”

2023年12月04日 06:00

野球

ソフトバンク・大津、来季「開幕ローテ」に照準 増量ノルマ・1カ月1キロに向け“寿司食いねえ!トレ”
FBS福岡放送の「夢空間スポーツ」に出演した大津亮介は来季の目標に「開幕ローテ」を掲げる   Photo By スポニチ
 先発ボディー完成へオフは寿司を食らう――。ソフトバンク大津亮介投手(24)が3日、FBS福岡放送の「夢空間スポーツ」に初のテレビ生出演。2年目の来季は、中継ぎから先発に転向するスレンダー右腕は開幕ローテーション入りと2桁勝利を目標に掲げた。長いイニングを投げ抜くため、大好きな寿司を中心に食事の米の量を増やしての1カ月1キロをノルマに増量を誓った。 
 先発でイニングイーターになるために大津は大好きな寿司を積極的に食べる。増量を狙う決意を初のテレビ生出演で、明かした。
 「中継ぎをやって短い出力での体だった。長いイニングを投げる体づくり。筋力、体力が必要と思っていて、いっぱい食べるつもりです」。現体重と好きな食べ物を問われると「お寿司。今65キロなので68、69キロに。1カ月1キロを狙います」と詳細な決意を語った。

 1年目は球団新人唯一の開幕1軍を勝ち取り、救援で46試合に登板。2勝、無敗の13ホールド、防御率2・43の安定感を示した。活躍中に注目されたのが体重。身長1メートル75で、選手名鑑に記される体重は12球団の支配下で最軽量の63キロ。細身だが強心臓の右腕は、小久保新体制では先発で勝負する。まずは土台となる体づくりだ。

 「ウエートもあまりやってこなかった。ごつくはなりたくはないけど、おかずも食べて米の量を増やしたい」。オフの食トレでどっしりと投げ抜く肉体の完成を狙っている。

 炭水化物を積極摂取するが、寿司で体重を増やすのが理想。好きなネタは穴子と、のどぐろ。通常は「20貫ぐらい」だが、30貫を平らげるのが目標という。本職の投球でも球種の“ネタ”は豊富。直球を入れればカーブ、スライダー、カットボール、チェンジアップ、ワンシーム、スプリットと7種ある。目標はチーム唯一の2桁勝利を挙げた有原との共闘。「来年、一緒にローテに入って目先の1勝から、2桁勝利を」と意気込んでいる。

 番組で共演した球団OBの摂津正氏からは助言ももらった。同じく中継ぎから先発へ転向した11年に14勝し、先発の柱となった先輩から「まずは今年の疲れを取って。3、400メートル走で心肺機能を鍛えれば長い回に対応できる。(14勝を)超えられる能力はあります」と言われて、強く背中を押された。

 オフは同じく細身右腕のオリックス山岡らと沖縄県内で自主トレを行う。「まずはシンプルに球数を」と平均130球の投げ込みも視野に入れる。ガリも寿司も食べながら、来春の“あがり”を良くする決意を示した。 (井上 満夫)

 ○…出演中に大津はピアノの生演奏も披露した。野球を始める前の小学1~4年まで、父の勧めでピアノを習っており、用意された電子ピアノで「猫ふんじゃった」を弾いて拍手喝采を浴びた。投球同様に強い指先は健在で、出演後には「確かに投げるときなど指先は器用になった気はします」と感謝していた。

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