落合博満氏 来季大谷は「打者として間に合うのか、ちょっと心配」 ダルは「まだまだ伸びる」MLB総括

2023年12月06日 17:00

野球

落合博満氏 来季大谷は「打者として間に合うのか、ちょっと心配」 ダルは「まだまだ伸びる」MLB総括
落合博満氏 Photo By スポニチ
 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が6日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル #オレ流トレンド」を更新。44本塁打で日本勢初の本塁打王を獲得するなど、2度目のア・リーグMVPを獲得した大谷翔平投手(29)ら、今季大リーグで奮闘した日本人選手を総括した。
 2年ぶりのMVPとなった大谷について、落合氏は「満票ですからね。文句のつけようがないんじゃないですか」と賛辞を贈り、二刀流で日本人選手初の本塁打王を獲得したことに「彼にとっては素晴らしい一年だったんじゃないですか。手術を除いて、今は、リハビリの最中なんでしょうけど、来年以降、また期待したいですね」と話した。

 大谷については言うに及ばずの成績。むしろ、今季は大谷以外の日本人選手の活躍に注目している。「菊池(雄星)が2桁(11勝)勝ったというのも彼の野球人生にとっては素晴らしいことだと思うし、前田健太はリハビリ終えて、復活して、6勝あげて、来年以降に期待される。タイガースに決まって契約したことはいいことなんだろうと思うし」と期待感を持った。

 ダルビッシュは8勝10敗と本来の力を発揮できなかったが、「ダルビッシュはWBCの影響があったのではないかなと思うけども、それなりの成績を収めて。途中リタイアはしていますけども、彼のことだから完全に治して、来年以降、活躍してくれると思う」と太鼓判。

 また、野手では吉田正尚の他に、鈴木誠也も打率・285、20本塁打、74打点と活躍。「鈴木は130数試合に出て、最初はケガの影響で出遅れたというのはあるけど、本塁打20本は来年以降の足掛かりとしては十分な成績を収めたと思う」と、さらなる飛躍を想像した。

 04年~11年の中日監督時代に、ダルビッシュは日本ハムで「日本のエース」として君臨した。当時を振り返り「当時は日本のナンバー1の投手。今でも当時を振り返ると、ナンバー1と言っても過言ではない」と認め、さらに「まだまだ伸びる要素はあると思うので期待したい」と胸中を語った。

 来年以降も日本人選手の躍動は楽しみで、「期待にたがわぬ活躍をしてくれると思う」と断言。唯一の心配は「大谷はリハビリで、打者として間に合うのかどうなのか、というのはちょっと心配なんだけど。それ以外はきちっとキャンプ、オープン戦をやって、シーズンを迎えて活躍してくれるんだろうと思います」と話した。

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