阪神・富田、“和田塾”でスケールアップ誓う!「全て吸収したい」目標は球速常時145キロ&体重80キロ

2023年12月06日 05:15

野球

阪神・富田、“和田塾”でスケールアップ誓う!「全て吸収したい」目標は球速常時145キロ&体重80キロ
子どもたちと記念撮影する(前列左から)茨木、井坪、森下、門別、戸井、富田(撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 阪神の森下翔太外野手(23)、門別啓人投手(19)、井坪陽生外野手(18)、茨木秀俊投手(19)、戸井零士内野手(18)、富田蓮投手(22)が5日、兵庫県尼崎市立園和北小学校で「ゲストティーチャー」として授業に参加し、児童たちと触れあった。富田は来年1月に参加予定のソフトバンク・和田らとの合同自主トレで球威向上と体重増によるスケールアップを図り、来季は先発陣の一角を狙う考えを明かした。
 富田が、“和田塾”でスケールアップを図り、来季の先発ローテーション争いに参戦する。来年1月5日から22日にかけて長崎県内で行われるソフトバンク・和田、同僚・大竹らとの合同自主トレに向け、意欲を示した。

 「意図した球を投げられないと1軍で通用しない。得られるものは全て吸収したい」

 1つ目のテーマは「球速向上」。その教科書として、41歳シーズンの22年に自己最速を更新する149キロを計測した和田は、まさに格好の存在と言える。

 「あの年齢になっても、球速が上がっている。なんで上がっているのかとか聞きたいですし、プライオボールも導入しようと思っているので、学びながらやっていきたい」

 助言とともに取り入れるのが「ドライブライン・ベースボール」考案のプライオボールだ。重さの違う6種類のボールを投げることでフォームの再現性向上や球速アップが見込めるアイテムで、和田も以前から使用しており、球速向上につなげてきた。助言を聞き、その使用法を参考にして「(直球の)アベレージを上げたい」と富田。「MAX147キロなので常時145ぐらいまでいきたい」と鼻息を荒くした。

 そして2つ目のテーマは「増量」。元々、太りにくい体質で、高知・安芸での秋季キャンプでは約3週間で体重3キロ減。“和田塾”では、その改善も図れる。「(食事は)朝、昼は普通で、夜はエグいらしいです。合間、合間でプロテインも飲んでサプリとかも持ってくるように言われています」と富田。長いシーズンを戦い抜くためにも体が資本。富田も自覚しており「脂肪をつけて、筋肉もつけながら。今、75キロなので80キロまでいきたい」と目標を掲げた。

 1年目の今季は6月9日、9月27日に1軍先発機会を手にしたものの、未勝利に終わった。「常時145キロ&体重80キロ」達成の先に、先発ローテーションの一角を見据える。(石崎 祥平)

 《門別“森下超え”人気誓う》来季は1軍で躍動し“森下超え”を目指す。門別はこの日、子供たちの反応で森下との知名度の差を痛感。「(森下への声援が)すごかったので来年は森下さん以上に活躍して“もんべつ”と言われるように頑張らないといけない」と決意した。今秋キャンプで岡田監督の目に留まり、来季飛躍が期待される逸材左腕。子供たちとふれあった時間も刺激になったようで「あれぐらい素直になれたらいいな」と笑顔を浮かべた。

 《戸井“餅トレ”で体重増へ》進化への“相棒”は餅だ。戸井が今オフは体重増に着手しており、餅を間食に取り入れていることを明かした。「体重を増やしたい。餅をめっちゃ食べています。夜は4個とか5個ぐらい。間食も全部、餅にしています」という徹底ぶり。数値になって表れるのはもう少し先になるが、2年目の飛躍へ決意は強い。「2年目のシーズンになるので結果を残して1軍でプレーしたい」と粘り強く食らいつき、1軍デビューを目指す。

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