「28会」が甲子園で「最後の」イベント 古希迎えたメンバーが12年ぶり集結 中畑会長「誇りに思う」

2023年12月06日 19:37

野球

「28会」が甲子園で「最後の」イベント 古希迎えたメンバーが12年ぶり集結 中畑会長「誇りに思う」
ユニホーム姿で記念写真に納まる(左から)真弓氏、梨田氏、中畑氏、田尾氏、岡氏(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 昭和28年生まれ(29年早生まれを含む)の元プロ野球選手による親睦団体、プロ野球28会(ニッパチカイ)が6日、甲子園球場で「俺たちの甲子園」と題したイベントを行った。70歳の古希を迎えたメンバー27人が集まり、「最後の一球」と称して打撃を行った。
 会長の中畑清氏(元巨人=本紙評論家)は「みんなの元気な顔が見られて良かった。年齢もいき、まとまって集まるのはこれが最後になるかもしれないので“最後の”とした。その舞台が甲子園で何よりだった」と話した。

 元阪神監督の真弓明信氏は「聖地・甲子園でやれたということに意義があった」と話した。打席に入る際には「バッターは、真弓君」と場内アナウンスが響いた。自身も柳川商(現柳川)時代、甲子園出場がかなわず「高校球児のように、原点にかえることができた。新鮮だった」と感激していた。

 元阪急の福本豊氏(75)が飛び入り参加する一幕もあった。
 甲子園球場内でランチ、座談会、甲子園歴史館見学、グラウンドでのノック、打撃、懇親会、2次会……と親交を温めた。

 地方で小規模な会合は毎年開催していたが、会全体で集まるのは2011年の東日本大震災チャリティイベント以来12年ぶりだった。

 28会の発足は1990年4月。数あるプロ野球界の同期会の先がけだった。中畑会長は「チャリティなど社会貢献、地域活動、野球振興など、長年やってきた活動を誇りに思う」と振り返った。

 今回のイベントは阪神甲子園球場100周年記念事業の一つ。座談会の模様は同事業公式サイトで公開となる予定。また、サンテレビ特別番組で新年1月1日午後11時25分から放送される。

 主な参加者は次の通り。(順不同)

 中畑清、真弓明信、梨田昌孝、田尾安志、岡義朗、大石友好、福田功、八木茂、吹石徳一、定岡智秋、庄司智久、中司得三、上水流洋、若林憲一、山本和男、橘健治、山下千春、大町定夫、峯本達雄、中山梯一(敬称略)

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