阪神・西純 ローテ奪取へ甘さなし! 炭酸断って糖質オフ! 体引き締まった!

2024年01月18日 05:15

野球

阪神・西純 ローテ奪取へ甘さなし! 炭酸断って糖質オフ! 体引き締まった!
ブルペンで投げ込む阪神・西純(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 阪神・西純矢投手(22)が17日、沖縄県の「バイトするならエントリー宜野座スタジアム」(宜野座村野球場)で西勇輝投手(33)との自主トレを公開した。年明けから大好物だったコーラなどの炭酸飲料や甘味を断って公称体重98キロから93キロへの減量に成功。制球の“甘さ”にもおさらばするため左足を一度止める新フォームにも着手した。決して甘くない先発枠争いに備え、5年目で初の2桁勝利を目標に定めた。
 西純は無駄な肉をそぎ落とし、キリッと引き締まった体を軽快に動かした。ランニングやキャッチボール、ブルペンでの投球練習など約6時間の鍛錬を終えても、息は上がらない。昨季は初の開幕ローテーション入りを果たしながら、計5度の2軍降格や中継ぎへの配置転換を経験して5勝止まり。再挑戦を期す5年目、先発投手としての完走と倍増の2桁勝利を見据えた。

 「先発で投げたい思いが強い。2桁勝利が一番の目標。先発で回らせてもらえたら規定投球回も見えてくる」

 満願成就のため“甘え”を一掃した。昨季から取り組んでいた「炭酸飲料断ち」を1月から本格導入。「(昨年は)休みの日、ちょっと食べたり飲んだり、というのがあったので…。この1月から“やめる”と決めたら、やめる」。大好物だったコーラや菓子類に別れを告げ、カフェオレも糖質オフのブラックコーヒーに変更した。変化は顕著。「疲れにくくなった。体重も、毎年オフになったら太っていたが、不摂生していないので、ずっとキープ」。公称98キロから5キロ減の体重93キロは覚悟の成果だ。

 制球の“甘さ”ともおさらばするつもりだ。昨季は72回1/3で28与四球。77回1/3で19与四球だった22年と比べて制球難が目立ち、岡田監督にも再三指摘された。「昨年を振り返ったとき何が良くなかったかな…と思って。無駄な走者を出して自分で苦しくなった。そこさえクリアできたら、もっと成績は出せる」。改善策の一環として、上げた左足を一度止めてから踏み出す新フォームを習得中だ。

 「昨年は左足を止めずにそのままの感じで行って、楽に投げられていた分、打者がタイミングを取りやすかった」。左足を止め、より体重移動を意識することで体の横ブレや制球の乱れを防ぐことができるという。昨季の苦い反省を生かし、新たに生まれ変わろうとしている。(八木 勇磨)

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