パドレス・松井「出来過ぎ」デビュー!OP戦開幕戦に登板 ドジャー相手に3者連続K

2024年02月24日 02:30

野球

パドレス・松井「出来過ぎ」デビュー!OP戦開幕戦に登板 ドジャー相手に3者連続K
ドジャース戦の3回に登板したパドレス・松井 Photo By 共同
 【オープン戦   パドレス1―14ドジャース ( 2024年2月22日    ピオリア )】 完全デビューだ。パドレスの松井裕樹投手(28)が22日(日本時間23日)、今春のオープン戦開幕戦となったドジャース戦で3回に5番手として登板。3者連続空振り三振を奪い、1イニングを無失点に抑えた。3月20、21日に韓国ソウルで開幕シリーズを戦うド軍を相手に、鮮烈なオープン戦初登板となった。
 マウンドを降りながらグラブをポンと叩いた。「想像してなかった」という3者連続の空振り三振デビュー。歓声と拍手を浴びた松井は、ハイタッチでベンチに迎えられた。

 「緊張しました。結果はちょっと出来過ぎかなと思います。ホッとしたという、ほんとにそこに尽きますね」

 今季のメジャーオープン戦初戦。しかも3月20、21日の韓国ソウルの開幕シリーズで戦うドジャース相手のオープン戦デビューだった。開幕シリーズを全米中継するスポーツ専門局ESPNも中継する中、3回にマウンドへ。先頭の左のラックスを最速93マイル(約150キロ)の直球で追い込み、最後は外角低めのスライダー。腰砕けの空振り三振に「自分の形が出せた。そのアウトでホッとした」と勢いに乗った。

 続く09年ダイヤモンドバックスのドラフト1巡目だった右打者・オーイングスは内角低め、最後は右のキューバ出身有望株パヘスを外角のバックドアと、全てスライダーで空振り三振に斬った。「スプリットは素晴らしいし、直球は伸びてくる。えげつない。かなりいい投手だ」とラックス。マイク・シルト監督も「良いデビュー。いい打者がいた中でかなりいい指標となった」と目を細めた。12球でボールはわずか2球。ピッチクロックも問題なし。それでも「相手もデータがなかった。球種、曲がり方が分かった中で(今後)何回も対戦する。次も抑えられるとは限らない」と冷静だった。

 メジャーデビューが期待される韓国ではド軍・大谷と対戦する可能性もある。「結果だけ見たら凄いいい日になりましたけど、スプリットをしっかりやっていきたい。スプリットが思った通り操れれば、自分の手札は広がる」。“大谷キラー”の期待もかかる左腕が、真のメジャーデビューへ磨きをかけていく。(笹田 幸嗣通信員)

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