18年、オープナーの有効性を実証した左腕ヤーブロー、ドジャースの貴重なスイングマン

2024年02月24日 10:19

野球

18年、オープナーの有効性を実証した左腕ヤーブロー、ドジャースの貴重なスイングマン
レイズ時代のヤーブロー投手(AP) Photo By AP
 「ドジャーインサイダー」のクリスチャン・ロモ記者がベテラン左腕のライアン・ヤーブロー(32)について報じている。役割はスイングマン。先発、ロングリリーフ、短いリリーフ、なんでもできる。マーク・プライアー投手コーチは「チームに何かが起きても、ライアンが複数のイニングを投げてくれる。役割の大変さは過小評価されている。先発だと言われたり、ブルペンだと言われたり、いつでも準備しておくのは大変なこと。彼はどんな時に起用されるかわかっているし、それでしっかりアウトを取ってくれる」と感謝する。
 14年、マリナーズにドラフト4巡で指名された投手。17年、レイズにトレードされ、18年にメジャーデビュー。いきなり16勝を挙げた。初回に他の投手がオープナーで投げ、2回から長いイニングを投げるパターンで半分の8勝。オープナー役の右腕ライン・スタネック、ディエゴ・カスティーヨ、セルジオ・ロモ、ハンター・ウッドらが投げたあと、左腕が出てきてマッチアップで優位に立った。オープナーが作戦としてとても有効であることを証明した。20年、ドジャース相手のワールドシリーズでも、3試合に登板、防御率は3・86だった。

 球速はそれほどない。87マイルのシンカー、72マイルのカーブ、84マイルのカッター、78マイルのチェンジアップのコンビネーション。微妙に打者のタイミングを外し、弱い当たりを打たせる。去年8月1日にトレードでロイヤルズからドジャースに移籍。11試合に登板し、2試合が先発、9試合がリリーフの内訳で、10試合で3イニング以上投げている。今季も同じような役割になる。

 先日のライブBPではムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、大谷翔平らと対戦し、二飛、二ゴロ、二塁ベース寄りのゴロに打ち取った。「早めに最高の打者と対戦できてよかった、自分のボールがどの程度まで来ているか、見極められた」と言う。狙い通り、緩い当たりを打たせていた。

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