【センバツ】常総学院・島田監督、最終回の守備に「前進守備だったんですが、ゲッツー狙いで少し後ろに」

2024年03月25日 11:22

野球

【センバツ】常総学院・島田監督、最終回の守備に「前進守備だったんですが、ゲッツー狙いで少し後ろに」
<日本航空石川・常総学院>初戦を突破し、校歌を聞く常総学院・島田監督(右)と松林部長(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【第96回選抜高校野球大会第6日第1試合 1回戦   常総学院1―0日本航空石川 ( 2024年3月25日    甲子園 )】 1回戦最後の試合は、3年ぶり11回目出場の常総学院(茨城)が初戦で、4年ぶり3回目出場の日本航空石川(石川)と対戦。1―0で勝利し、4年ぶりの初戦突破を果たした。
 島田直也監督は、まず「日本航空石川さんは非常にバランスの取れたチームで、本当にいい試合ができてよかったと思います」とお互いの健闘を称え、1点リードの9回1死一、三塁のピンチでの遊ゴロ併殺について「最初、前進守備にしていたんですが、ゲッツー狙いで少し後ろぎみに守らせました。ちょっと詰まった打球だったので失敗したと思ったんですが、内野がしっかり守ってくれました」と振り返った。そして、「うちは守備で勝ってきたチーム。本当にきょうは、うちの野球ができました」と話した。完封のエース小林芯汰(3年)を「緊張感ある中、エースらしい投球をしてくれた」と称え、次戦に向けて「報徳学園さんなので、しっかりもう1回準備したい」と表情を引き締めていた。

 プロ注目の最速149キロ右腕・小林芯汰(3年)が前評判通りの投球を見せた。伸びのある直球と切れのあるスライダー、カットボールを中心とした投球を展開。2回1死は連続三振、4回2死一、三塁のピンチも空振り三振で仕留めるなどし、勝利を呼び寄せた。

 常総学院の投手で選抜での完封は94年の66回大会で清本隆治が初戦の岡山理大付、2回戦の高知商で完封して以来、史上2人目。島田直也監督は同校で準優勝した87年夏の甲子園で2度の完封勝利を挙げている。

 打線は初回、先頭の丸山隼人(3年)が左翼線二塁打で出塁したが、後続が続かなかった。3回は1死二塁、4回には1死一、二塁としたが、好機に1本が出ず。5回1死から片岡陸斗(3年)が左越え二塁打したが、後続が凡退した。それでも、6回1死三塁から4番・武田勇哉(3年)の右犠飛で決勝点を奪った。

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