佐々岡真司氏 2被弾の広島・九里は腕が横振りになると危険信号!フォーム修正がほしかった

2024年05月06日 05:45

野球

佐々岡真司氏 2被弾の広島・九里は腕が横振りになると危険信号!フォーム修正がほしかった
佐々岡真司氏 Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   広島0-5DeNA ( 2024年5月5日    マツダ )】 【佐々岡真司 視点】広島・九里は、腕が横振りになると危険信号がともる。中盤はその傾向が顕著に表れた。2本の被弾は指に挟んだフォーク系の変化球。それが、縦に落ちていない。横振りで腕が離れてリリースポイントが早くなり、シュート回転していたためだ。抜け球も多くなった。
 序盤は同じ変化球がワンバウンドしても空振りが取れていた。カーブを入れるなど、腕を縦振りに戻すフォーム修正がバッテリーでほしかった。加えて言えばDeNAは変化球狙いが明らかで、直球には見向きもしなかった。配球にも一考の余地があったと思う。

 開幕から未勝利が続く。ましてや今季は開幕投手を初めて務め、柱としての期待を担ってもいる。今は辛抱するしかない。攻撃につながるよう、自分の投球でリズムをつくっていくことが大事だ。

 左打者8人が先発した打線にも触れておきたい。右投手の立場で言うと、抜けても死球にならないから逆に腕が振れ、並べられた方が投げやすく感じることもある。ベンチは試行錯誤していると察するが、今後のために。(本紙評論家)

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