佐々木麟太郎、次戦は指名打者を予定 今後は三塁か外野も 指揮官「多才な形で成長させたい」

2024年06月13日 12:35

野球

佐々木麟太郎、次戦は指名打者を予定 今後は三塁か外野も 指揮官「多才な形で成長させたい」
トレントンのアドニス・スミス監督(撮影・杉浦 大介通信員) Photo By スポニチ
 【MLBドラフトリーグ   トレントン・サンダー 2ー6 フレデリック・キーズ ( 2024年6月12日    米メリーランド州フレデリック )】 花巻東高(岩手)から米カリフォルニア州の名門スタンフォード大に進学した佐々木麟太郎内野手(19)が12日(日本時間13日)、「MLBドラフトリーグ」のトレントン・サンダーの一員として敵地フレデリック・キーズ戦に2試合続けて「4番・一塁」で先発出場。4打数1安打2打点で2三振を喫し、2試合連続本塁打はならなかった。試合は2-6で敗れた。
 トレントン・サンダーのアドニス・スミス監督は、米国で2試合目となった佐々木について「2日目には相手もどう投球するかを学び、賢明に投げてくるから、より難しくなるもの。ただ、今日もいい打撃をしていた。彼のパフォーマンスにハッピーだよ」と総括した。初回無死満塁のチャンスには、あと少しで満塁弾という右中間フェンス際への2点適時打。「満塁弾と思ったか?打った瞬間はそう思った。右翼手がそのように動いたから」と振り返り、ストライクゾーンに混乱していたかとの問いには「低めのゾーンを見極めようとしていた」と話した。

 守備では2回にマウンド横へ上がった小飛球をスライディングキャッチする好プレーもあった。今後、三塁や外野を守らせる可能性については「そのつもりだ。彼がどれだけの期間このチームでプレーするかにもよるが、複数のポジションを守らせることで多才な形で成長させたい。そうやって彼のポテンシャルを最大限に開花させたい。それが彼と代理人の希望でもある」と積極的にチャレンジするという。今後の課題に関しても「まだスモールサンプルだから見えてきていない。これまでのところ、すべては正しい方法でやってくれている。ハードにプレーし、打席では粘り強い。いずれ欠点も見えてくるかもしれないが、自身の能力を発揮してくれている」と焦らずに見守る姿勢を示した。

 「彼には新鮮な状態でいてほしい」と休ませながら起用する方針で、13日(日本時間14日)のデーゲーム・フレデリック戦は指名打者として数打席立たせる予定という。「そうすれば金曜日(のホーム戦に)またフレッシュに臨める」と説明した。ちなみに、選手たちが何を食べているのか聞くと「その日によって違う。選手たちはみんなハングリーだ。今日はプルドポーク、チキン、ポテトだ」と明かした。

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