天理大 青学大に涙のコールド負け「空気に飲まれた」昨年王者に10失点完敗で決勝逃す

2024年06月15日 15:02

野球

天理大 青学大に涙のコールド負け「空気に飲まれた」昨年王者に10失点完敗で決勝逃す
<青学大・天理大>8回コールドで試合に敗れた天理大ナイン(撮影・大城 有生希) Photo By スポニチ
 【第73回全日本大学野球選手権準決勝   天理大2―10青学大 ( 2024年6月15日    神宮 )】 初めて4強に進んだ天理大は、昨年王者の青学大に2―10で8回コールド負けを喫し、決勝進出を逃した。
 計3試合2失点と躍進を支えた堅守が崩れた。初回2死一、二塁で先制3ランを献上し、13安打10失点と全国屈指の強打線を止められなかった。

 三幣(みぬさ)寛志監督は「もう少し自分たちの野球を初回からできると思っていたが、球場の空気に飲まれてしまった。ミスが重なり、自分たちの野球ができなかった」と悔いた。

 ナインは悔し涙を流した。4番の石飛(いしとび)智洋(4年)は3打数1安打で終戦。「悔しいです。切れがあり、狙い球を絞りきれなかった。チームとして落ち着いてやろうと話していたけど、空気に飲まれた。準決勝という初めての経験で場慣れしていなかった。いい勉強になりました」と振り返った。

 今大会は、12日の八戸学院大との2回戦で「7打席連続安打」「1試合3二塁打」「1イニング2安打」と3つの大会タイ記録を達成。「自分の打撃ができた部分もあったけど、最後にチームを勝たせる打撃ができなかった。もっと練習して神宮に戻ってきたい」と収穫と課題を持ち帰った。

 ◇石飛 智洋(いしとび・ともひろ)2002年(平14)12月1日、島根県出雲市生まれの21歳。小2から長浜野球スポーツ少年団で野球を始め、出雲西では2年夏から背番号2。天理大では4年春に首位打者。1メートル77、81キロ。右投げ左打ち。

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