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ドジャース・大谷 決勝タイムリー、連敗4で止めた 球宴には真美子夫人&デコピンも同行へ

2024年07月14日 01:30

野球

ドジャース・大谷 決勝タイムリー、連敗4で止めた 球宴には真美子夫人&デコピンも同行へ
<タイガース・ドジャース>9回、適時二塁打を放ちポーズを決める大谷(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【インターリーグ   ドジャース4-3タイガース ( 2024年7月12日    デトロイト )】 ドジャースの大谷翔平投手(30)が12日(日本時間13日)、タイガース戦で決勝の適時二塁打を放ち、連敗を4で止めた。王手をかけるメジャー通算200本塁打は出なかったが、5日に30歳を迎えて初の決勝打。ケガ人続出の苦しい状況で初戦を取り、前半戦は残り2試合。4年連続で出場する16日(同17日)のオールスター戦(アーリントン)には真美子夫人(27)、愛犬デコピンの同行予定を明かした。
 勝利に貢献する一打こそ、最大の喜びだ。大谷は二塁に到達すると、両手を上げ腰をひねる恒例の「ヒップロック」ポーズを一塁ベンチに向かって披露。さらにクルッと振り返り、中堅左のドジャース側ブルペンで準備する救援陣に向けても同じポーズを決めた。

 「安打で1得点でいい。打った瞬間、抜けるかどうか分からなかったけど、何とか抜けてほしいなと」

 200本塁打まであと1本に迫るが、一発長打を狙う考えは毛頭なかった。3―3の9回2死一、三塁。内角高めシンカーを振り抜くと、403フィート(約123メートル)の打球はワンバウンドで中堅フェンスを越えた。ドジャースタジアムなら本塁打だった飛距離十分の一打で、連敗を4でストップ。5日の誕生日後、初のV打となった。

 その5日は自宅で真美子夫人や愛犬デコピンから誕生日を祝われたという。手作りケーキを頬張り「おいしいケーキでした」と笑み。普段は徹底した栄養管理で知られるが、この時ばかりは悦に入った。アスリートとして転換期の年齢ともいえるが「年齢は数字だけ」と一蹴。前半戦2試合を残し、年間47本塁打、114打点、37盗塁ペースはいずれも自己最多だ。昨年9月に手術を受けた右肘のリハビリ過程だが「技術的にはもちろん、フィジカル面も毎年、より良い状態で臨めている。今年ももちろん去年より状態が良い。その階段を一つずつ上っている」と充実感をにじませた。

 ファン投票で4年連続4度目の先発出場が決まった球宴。結婚後初の大舞台は例年とひと味違うものになりそうだ。16日の試合前に行われる恒例のレッドカーペットショーは家族とともに歩く選手が多く、真美子夫人の参加に関し「今のところその予定」と説明した。デコピンについても「一緒に行くと思う」と球宴に同行させる構え。愛妻だけでなく、愛犬までもが同ショーに参加すれば超異例で、世界の注目を集めることになりそうだ。

 敵地コメリカ・パークは、エンゼルス時代の昨年7月27日にダブルヘッダーで1安打完封し、2試合目で2打席連発を放った伝説の地。再びドラマをつくり「勝つ、勝たないでだいぶ違う。オールスター戦に入る前にしっかり連勝して後半に臨めたら」と力強かった。(柳原 直之)

 ≪ロバーツ監督 執念采配実った≫ドジャースのデーブ・ロバーツ監督執念采配が実った。6日以来、登板機会がなかった守護神フィリップスを、2―3の6回から投入して1回無失点。同点の9回1死一塁では相手が右腕から左腕に代えたところで、代打アウトマンの代打にバーンズを送り、中前打を呼んだ。ロバーツ監督はフィリップスを「我々に勝つチャンスを与えてくれた」と激賞。“代打の代打”に関しては「バーンズの方が左投手に相性が良い」と説明した。

 ≪ユニ売り上げ1位≫大リーグ機構(MLB)は12日(日本時間13日)、今季前半戦のレプリカユニホームの売り上げランキングを発表。ドジャース・大谷が1位になった。エンゼルスに所属していた昨季も年間ランキングで日本勢初のトップに輝いており、移籍しても人気は不動だった。2位はハーパー(フィリーズ)、3位はジャッジ(ヤンキース)。ランキングは開幕日からのリーグ公式グッズサイトでの売り上げを基に算出。日本など世界中の売り上げが含まれる。

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