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【高校野球】大阪の公立校に部員35人全員両打ち軍団現る!打席途中で移動も、斬新な奇策で13得点大勝

2024年07月16日 20:03

野球

【高校野球】大阪の公立校に部員35人全員両打ち軍団現る!打席途中で移動も、斬新な奇策で13得点大勝
<佐野・貝塚>初戦を突破して笑顔で校歌を歌う佐野ナイン(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球 大阪大会2回戦   佐野13―0貝塚 ( 2024年7月16日    久宝寺緑地 )】 佐野が貝塚を13―0の5回コールド勝ちで下し、初戦を突破した。
 公立校が斬新すぎる戦法を披露した。何と登録選手20人全員が両打ちなのだ。登板した相手投手2人は、いずれも左腕だったものの、打者は左右どちらの打席に立つべきが自ら選択して猛攻を演じた。

 さらに、6番の松井健太郎と7番の星瑞己(ともに2年)は、打席の途中で左右の打席を移動するなど工夫した。

 元々右打ちの星は、相手投手が左打者に対して制球を乱していると分析し、3―0の初回無死満塁の第1打席で左打席に入った。相手左腕が投じた2球目の見逃しストライクでカウント1―1になると、「打つのは右の方が自信がある」と右打席に移動した。

 ベンチ外も含む選手35人全員が両打ち。藤井朋樹監督が「子どもの可能性は無限大」と考え、監督に就任した21年から選手全員に両打ちの練習をさせるようになった。

 チームはノーサイン野球を貫くなど「考える野球」をモットーとしている。流し打ちするか引っ張るか、軽打か強振かなどを選手自らが考えて、左右の最適な打席の方に立つ。

 2017年以来7年ぶりとなる夏1勝。同監督は「この緊張感の中で自分で考えて動いてくれました。子どもたちは、ようやってくれました」と手放しで称えた。

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