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ドジャースのE・ヘルナンデス 9回、延長10回と2打席連続で起死回生の同点打「私にとって特別な日」

2024年07月21日 13:44

野球

ドジャースのE・ヘルナンデス 9回、延長10回と2打席連続で起死回生の同点打「私にとって特別な日」
延長11回、サヨナラ打を放ったドジャース・スミス(中央)を祝福する大谷(左)とE・ヘルナンデス(右)(AP) Photo By AP
 【インターリーグ   ドジャース7―6レッドソックス ( 2024年7月20日    ロサンゼルス )】 ドジャースの大谷翔平投手(30)が20日(日本時間21日)、本拠でのレッドソックス戦に「1番・DH」で先発出場。2打席凡退して迎えた第3打席で二塁打を放ち、日本選手メジャー歴代3位のメジャー通算800安打とした。1位はイチローの3089安打で、2位は松井秀喜の1253安打。チームは1点を追う9回にエンリケ・ヘルナンデス内野手(32)が一時同点とするソロ本塁打を放つと、タイブレーク方式での延長10回にも同点打。そして延長11回1死満塁からウィル・スミス捕手(29)がサヨナラ打を放ち、今季4度目のサヨナラ勝利を収めた。
 9回にかつての守護神ジャンセンから同点のソロ本塁打を放ち、延長10回には同点の中前打と2打席連続で起死回生の一打を放ったE・ヘルナンデスは「今季は特にドジャースタジアムでは良い結果を残せなかったが、何とかやり遂げることができた。なぜか分からないが、今季はビジターで良い結果が出ていて、ドジャースタジアムでやり遂げることができて、勝利を収めることができて、とてもうれしい。私にとって特別な日。チームにとって大きな勝利」と満足げに話した。今季は敵地では打率.236も本拠では打率.154だった。

 1―2の6回先頭打者で迎えた大谷が快音を響かせた。5回まで1失点と好投していた右腕ベロに対し、カウント2―1から甘く入ったスライダーを強振。打球速度112.7マイル(約181.3キロ)の痛烈な打球はあっという間に左中間を破り、悠々と二塁に到達した。これが今季25本目の二塁打となった。そして、1死後にフリーマンが四球でつないで一、二塁とすると、T・ヘルナンデスの右前打で大谷が生還して同点。さらに二、三塁からパヘスが犠飛を打ち上げ、勝ち越しに成功した。

 チームは7回にレッドソックス・オニールに勝ち越し2ランを被弾。8回に1死満塁のチャンスを演出したが、6番ロハスの止めたバットに当たって投ゴロ併殺に倒れる不運もあって好機を生かせなかった。

 しかし、9回は代打のE・ヘルナンデスがかつての守護神ジャンセンから起死回生の同点弾を放った。さらに9番テイラーが左翼線二塁打で出塁すると、大谷は申告敬遠で歩かされた。2死後に前日に決勝の満塁弾を放ったフリーマンを迎えたが、右飛に打ち取られて延長戦に突入した。

 レッドソックスは延長10回、オニールのこの日2本目本塁打となる2ランで2点を勝ち越した。しかし、ドジャースはパヘスが適時二塁打を放って1点差とすると、またもE・ヘルナンデスが中前適時打を放って再び同点に追いついた。E・ヘルナンデスは送球が本塁で送られる際に二塁を狙ったが、タッチアウトとなった。

 延長11回はレッドソックスは無得点。2死一、二塁から吉田が代打で登場し、右翼ポール際へ大飛球を放ったが惜しくもファウルで、三飛に倒れた。ドジャースは1死一、三塁で大谷がこの日2度目の申告敬遠で歩かされると、2番スミスが左前へサヨナラ打を放った。

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