【高校野球】南北海道・札幌日大 夏の聖地一番乗り“4度目の正直”でつかんだ悲願の甲子園切符

2024年07月21日 12:09

野球

【高校野球】南北海道・札幌日大 夏の聖地一番乗り“4度目の正直”でつかんだ悲願の甲子園切符
<札幌日大・立命館慶祥>優勝を決め喜び合う札幌日大ナイン(撮影・高橋 茂夫) Photo By スポニチ
 【高校野球南北海道大会決勝   札幌日大 6―4 立命館慶祥 ( 2024年7月21日    北広島市・エスコンフィールド北海道 )】 第106回全国高校野球選手権(8月7日開幕、甲子園)南北海道大会決勝がエスコンフィールド北海道で行われ、札幌日大が6―4で立命館慶祥を下し、初の夏の甲子園出場を決めた。
 札幌日大が“4度目の正直”で初の夏の決勝勝利をもぎ取り、全国49代表の甲子園一番乗りを果たした。

 3年ぶり4度目の決勝となった札幌日大は、初回2死二塁から4番・窪田洋祐(2年)の左前適時打で先制。2回無死一、二塁からは小熊梓龍(しりゅう、3年)の左犠飛、4回2死二塁からは帯川拳誓(2年)の中前適時打で加点。5回には、押し出し四球などで4点を追加した。

 投げては最速143キロのエース左腕・小熊が抜群の制球力で立命館慶祥打線を粘りの投球。低めにカーブ、スライダーを集めてリードを守り抜いた。

 野球部創部は、学校創立の1987年。2002年にセンバツ初出場を果たしたが、夏はこれまで3度決勝に進んだものの、いずれも準優勝だった。

 試合後、森本琢朗監督は「これだけ多くの人に応援していただいて、喜んでくれている姿を見ることができて本当にうれしいです」と笑顔を見せ、「試合に出ている選手を含めた部員たち、メンバーに入っていない3年生、そしてチームをサポートしてくださっているスタッフ、学校関係者、応援してくださる力のおかげです」を感謝。菊地飛亜多主将(3年)は「自分たちのやるべきことをしようという中で、しっかりやり切った部分と、まだできていない部分もあったので、これからの練習でしっかり詰め切って、目標である日本一を勝ち取りたい」と言い、「本当にいいチームができたと思う」と胸を張っていた。

 立命館慶祥は、6点を追う7回1死満塁から、途中からマウンドに上がったエース右腕・浅見倖成(3年)の右中間2点二塁打、徳永蓮(3年)の右犠飛、横谷塁(2年)の中前適時打で4点を返し、2点差に迫ったが、あと一歩及ばなかった。

◇札幌日大 甲子園への足跡◇

支部1回戦 10―3 札幌北
支部2回戦 7―0 札幌月寒
支部決勝 9―2 東海大札幌
1回戦 13―1 札幌龍谷
準々決勝 11―1 札幌大谷
準決勝 1―0 北照
決 勝 6―4 立命館慶祥

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