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7月末のトレード期限迫る菊池雄星 球団との会談は「全く」地元メディアは「最後の先発になるかも…」

2024年07月21日 07:53

野球

7月末のトレード期限迫る菊池雄星 球団との会談は「全く」地元メディアは「最後の先発になるかも…」
タイガース戦に先発したブルージェイズ・菊池雄星投手(AP) Photo By AP
 【ア・リーグ   ブルージェイズ3―7タイガース ( 2024年7月20日    トロント )】 ブルージェイズ・菊池雄星投手(33)が20日(日本時間21日)、本拠でのタイガース戦に先発。5回0/3を投げ、5安打4失点、8奪三振で今季9敗目(4勝)。自身7試合ぶりの勝利投手とはならなかった。
 菊池は初回に2死から連打を浴びてピンチを招くが、後続を断って無失点。序盤の山場を越えると、4回まで無失点投球で6奪三振の快投を見せた。

 5回には、2死から安打を許し、迎えたイバネスには左翼線に落ちる適時二塁打。先制を許し、さらに左翼手が打球をファンブルする間に、三塁まで進まれた。それでも落ち着いて追加点は許さなかった。

 菊池は6回は続投したが、無死満塁のピンチを招き、94球で交代。その後、2番手で登板したリチャーズが満塁弾を浴びた。

 チームは地区最下位に沈んでおり、7月31日のトレード期限までに、プレーオフ進出を狙うチームに菊池がトレードされる可能性も取り沙汰されている。試合後、地元メディアは菊池のトレードに関する話題で持ちきり。地元放送局「スポーツネット」は「菊池雄星は時折優勢だったが、ブルージェイズでの最後の先発となるかもしれない試合の6回に調子を崩した」と報じた。地元紙「トロント・サン」は「菊池はトロントを離れることに乗り気ではない」としつつ「(今オフに)フリーエージェントになる予定の菊池は、トレード期限が迫る中、ブルージェイズが有望な選手を手薄なファームシステムに呼び戻すために提供できる最高のトレードチップだと野球界の多くの人は考えている」とした。

 また、大リーグ公式サイトのキーガン・マシソン記者は試合後、菊池に球団とトレードについて話し合ったかを質問。「いいえ、全く」としつつ、トレード期限が頭から離れず「大変だった」と話したと自身のXで伝えた。地元メディア「シティニュース・トロント」のリンゼイ・ダン記者は自身のXで「何が起こるか分からないし、それは私のコントロール外だ。もしこれが最後の試合だとしても、私はこの街を愛しているし、ファンを愛していると言いたい」と語ったと伝えた。

 大リーグ専門局「MLBネットワーク」の看板記者ジョン・モロシ氏は投手陣の補強が必須なドジャースが菊池の補強に動く可能性について言及しており、今後の動向に注目が集まっている。

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