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西武・野村大 移籍1号!古巣ファンの前で「特別な思い」の一発

2024年07月21日 05:30

野球

西武・野村大 移籍1号!古巣ファンの前で「特別な思い」の一発
<西・ソ>右手をアイシングしたまま外崎(右)とバンザイする野村大(撮影・白鳥 佳樹)    Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   西武5―3ソフトバンク ( 2024年7月20日    ベルーナD )】 333日ぶりの感触は格別だった。今月5日にトレードで加入した西武・野村大が、古巣に強烈な一発をお見舞いした。初回1死二塁で今月頭まで同僚だったソフトバンク・大津の初球スライダーを叩き、左翼席へ1号先制2ラン。移籍後初アーチは、昨年8月22日のロッテ戦以来333日ぶりのプロ2号だ。
 「打ててビックリ。ホークスファンの方にも見てもらえた。特別な思いがあります」。古巣とは移籍後初対決。前日は全員とあいさつをし、小久保監督にも激励された。「監督にいいところを見せたかったので良かった」と感慨深げだった。

 約束も果たした。野村大は今年1月に長男が誕生。ただ生後5カ月で、2打席目を終えると必ず寝てしまうという。この日も静岡県の実家でテレビ観戦していた夫人から「2打席目までに打って」と連絡があったといい、「絶対に見てると思う。ボールをあげたい」とパパの顔で喜んだ。

 8回1死一塁では右手に死球を受けるもガッツで出塁。決勝のホームも踏んだ。勝利以外なら自力CS進出の可能性が消滅した試合で、野村大が勝利を呼んだ。(鈴木 勝巳)

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