【高校野球】早稲田摂陵が初回に打者20人攻撃で14得点 5回コールドで5回戦進出

2024年07月21日 13:05

野球

【高校野球】早稲田摂陵が初回に打者20人攻撃で14得点 5回コールドで5回戦進出
<信太・早稲田摂陵>1回、右越えの3点本塁打を放ち、天を指し笑顔の早稲田摂陵・神崎(撮影・中辻 颯太) Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球選手権大阪大会4回戦   早稲田摂陵14―4信太 ( 2024年7月21日    くら寿司スタジアム堺 )】 早稲田摂陵が5回コールド勝ちを収め、ベスト16へ進出した。初回に打者20人の猛攻で14得点を挙げて勝敗の行方を決定づけた。
 打線の勢いが止まらない。初回に二塁打と四球でつくった無死一、二塁の好機で主将の妻鳥悟巳(3年)が左翼線へ2点二塁打を放って先制した。

 「変化球を打とうと思っていて、いいところに飛んでくれた」

 その後は2四死球と4安打で打者一巡し、1番・新川正啓(3年)の5者連続安打となる左安打で10人連続で出塁。妻鳥は2死一、三塁で巡ってきた2度目の打席で左越え三塁打を放ち計4打点だ。あまりにも攻撃時間が長くなったため、イニングの途中で休憩のタイムが取られるほどだった。

 再開直後には神崎智裕(2年)の右越え3ランが飛び出し12点目。信太は3人目の投手を送ったが攻撃は終わらず、適時打と押し出し四球で計14点。打者2巡、20人の猛攻だった。

 妻鳥は「ここ2戦で6点しか取れず投手に迷惑をかけていた。昨日のミーティングで“今度は野手が助けよう”ってみんなで話し合って、それが結果となって良かった」とうなずく。2回に単打を放ち、本塁打が出ればサイクル安打となる4回は遊ゴロに倒れ「練習試合でサイクル安打になりそうなことが4、5回あったんですけど、今日も無理だろうなと思っていた」と笑顔で振り返った。

 2025年4月に校名が早稲田大阪へ変更される予定で「摂陵」としては最後の夏になる。妻鳥は「先輩方から受け継いできた摂陵の名前がなくなるのは寂しい。最後にいい結果を残して、先輩たちの思いも背負ってベストを尽くしたい」と誓った。
 

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