×

自己最多4打点のベッツ デジタルデトックスで不振脱出「電話を切り家族と過ごす。それが最も簡単な方法」

2024年10月18日 15:59

野球

自己最多4打点のベッツ デジタルデトックスで不振脱出「電話を切り家族と過ごす。それが最も簡単な方法」
6回に2ランを放ち、喜びを爆発させるドジャース・ベッツ(AP) Photo By AP
 【ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦   ドジャース10-2メッツ ( 2024年10月17日    ニューヨーク )】 ドジャースの大谷翔平投手(30)が17日(日本時間18日)、敵地でのメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦に「1番・DH」で先発出場。第1打席で2試合連発となるポストシーズン第3号を放つなど、3打数1安打3四球、4得点で今ポストシーズン9試合目で初の2桁得点の猛攻を演出した。先発の山本由伸投手(26)は4回1/3を4安打2失点と試合をつくり、ムーキー・ベッツ外野手(32)は三塁打が出ればサイクル安打の4安打を放ち、ポストシーズン自身最多4打点の活躍で快勝に貢献した。
 1番を打つ大谷が3打席連続四球で出塁。すると、その後を打つ2番ベッツが適時二塁打、左越え2ランと4打点の大活躍を見せた。ベッツはキャリアハイのPS1試合4打点をマークし、メッツに大谷を歩かせた高い代償を払わせた。

 デーブ・ロバーツ監督は試合後、大谷の3四球後にベッツの安打が出たことについて言及。「監督の指示だろうと、(投手が)意図的に2フィート(約60.9センチ)離れたところに投げていようと、次の打者で勝負しようとしていることを彼はわかっている。全ての勝負師がそうすべきであるのと同じように、ムーキーは個人的に受け取った。それが彼に火をつけたのだろう」とベッツの気持ちを推察した。

 また、ベッツと大谷が当たりが止まった時の批判をどれだけ気にしていると思うか?と問われると「翔平よりもムーキーの方がそうだと思う。今日で間違いなく(不振の時期を)脱出してくれた。ライトの方向にラインドライブを打ち、過去のシリーズでは打ち損じていた変化球をホームランにしていた。(批判は)ムーキーの精神面に響いていた。翔平に関してはあまり影響していないと私は思う」と話した。

 ベッツは「気分はいい。気分よくいられるのはいいことだ。チームを助けられてうれしい。投手陣が凄い仕事をして、得点を許さなかった。楽しかったよ」と満足げに振り返った。相手が先頭打者弾の後、大谷を避けて四球を連発したことには「2、3打席、彼には打てる球を投げてこなくなることはわかっていた。それは理解できる。ただ、この打線の中で、彼を常に歩かせるわけにはいかない。(普段は)フレディもいるわけだし。どうなっていくか見てみよう。彼らが同じことを続けるなら、それも構わない。私と背後の打者たちが仕事をするだけ。コントロールできることをコントロールしたい」と話した。

 パドレスとの地区シリーズ第3戦の前にスマートホンなどデジタル機器と距離を置く「デジタルデトックス」をしたことに「みんなが見ているから、すべてから切り離すのは難しい。家族、友人、あなたたち(メディア)といったみんなが見ている。私がプレーし、話しているのだから、全てを避けるのは不可能だ。ただ、電話を切り、子供たち、妻、家族と時間を過ごす。それが最も簡単な方法だ。たまにロッカールームに1人で座り、すべてのことから自分を切り離してリセットし、また(プレーに)戻る。難しいけど、方法を見つけなければいけない」と説明した。

 今後、どう感情を扱うのかについても「どうすべきかはわからないが、これまで何度もやってきた。その感情に乗ればいいのだろう。難しいけれど、試合が始まったらその感情、ハイやローになることをそのまま喜んで受け入れる。冷静でいようと努めているけれど、こんな時期にはうまくいかないこともある。そんな時はジェットコースターに乗り、楽しめばいいんだ」と語った。

おすすめテーマ

野球の2024年10月18日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム