東海大札幌が完封リレー&4番弾で10年ぶりV 校名変更し初センバツへ!

2024年10月25日 06:38

野球

東海大札幌が完封リレー&4番弾で10年ぶりV 校名変更し初センバツへ!
<東海大札幌・北海>優勝を決め喜び合う東海大札幌(撮影・高橋 茂夫) Photo By スポニチ
 【秋季高校野球北海道大会決勝   東海大札幌2―0北海 ( 2024年10月24日    大和ハウスプレミストドーム )】 東海大札幌が北海を2―0で退けて10年ぶり6度目の優勝を決め、来春の選抜甲子園出場を確実にした。東海大四から16年春に校名変更し、初めての頂点。4回に4番・太田勝馬(2年)の左翼ポール直撃の2ランで奪った2点を、背番号7の左腕・矢吹太寛(2年)と背番号1の右腕・高橋英汰(2年)で完封リレーした。東海大札幌は北海道地区代表として11月20日開幕の明治神宮大会・高校の部に出場する。
 最後は、矢吹が投ゴロの打球を手に一塁に駆け込んだ。4番の一発に、矢吹&高橋のダブルエースの完封リレー。先発で5回まで投げて左翼に回り、9回に再登板した矢吹は「この試合に勝ってまず北海道No・1になるんだと」。縦じまのユニホームが秋10年ぶりの歓喜に沸いた。

 昨秋は、北海の歓喜をベンチから眺めた。敗戦翌日のミーティングで、当時コーチだった遠藤愛義監督は「打倒北海」の言葉も使って心身の成長の必要性を説いた。昨秋は三塁手で出場し、今秋は捕手として2投手を支えた鈴木賢有(2年)は「それが結構響いた。走塁や守備から流れを攻撃につなぐのはその時から。常に言われてきたし、自分たちの野球をつくっていけたと思う」と振り返る。

 今夏後、15年春甲子園準優勝などに導いた大脇英徳監督から遠藤監督に交代。優勝の瞬間に涙を流した指揮官は「いろいろな人に支えてもらった。左右2人(の投手)がいるのは大きかった」。スタンドの前代の3年生に向けて右手を突き上げ、4度宙を舞った。

 準決勝で今夏の札幌日大、決勝で昨秋の北海への雪辱を果たし、神宮大会、そして選抜への挑戦が始まる。太田は「やっていくことは変わらない。全員で向かっていく」と新たな歴史を切り開く。(竹内 敦子)

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