岩下志麻 精神科医を目指していた高校時代、原因不明の病気で挫折…女優への道は「800円くれるから」
2024年04月19日 20:40
芸能
高校では1番の成績を取ったこともあったが、勉強のしすぎで「原因不明の病気」にかかり、体を壊してしまった。「3軒ぐらい病院に行きましたがどこでも分からなくて。高熱が下がらずどんどんやせていって。ご近所の小児科の先生がプレドニンっていう新しい薬をくださって、それで治ったんですね。結局、小児リウマチ熱だったんです」と一時は死をも覚悟したことを明かした。
回復はしたものの「もう医者はやめよう。これだけ勉強しても体壊しちゃしょうがない」と医師の道は断念。目標を失いガックリする岩下を見かねた父親から紹介されたのが、知人の「バス通り裏」プロデューサーだった。
「バス通り裏」は美容師と高校教師一家を中心に描いたホームドラマで、岩下は十朱幸代演じるヒロインの親友役だった。ドラマ出演を果たしたものの演技の面白さに目覚めた…ということはなく、「1日800円くれるというので、アルバイトのつもりで」と笑いながらぶっちゃけ。MCの笑福亭鶴瓶が「その頃の800円ってすごいでしょ?」と聞くと、岩下は「そうですよ。高校生だしね、だからうれしくてうれしくて」と振り返っていた。