水原一平被告の賭博事件 米でドラマ化 大谷役は誰? 大手プロダクション「ライオンズゲート」が制作

2024年05月11日 05:00

芸能

水原一平被告の賭博事件 米でドラマ化 大谷役は誰? 大手プロダクション「ライオンズゲート」が制作
水原一平被告 Photo By スポニチ
 ドジャースの大谷翔平投手(29)の口座から、違法スポーツ賭博の借金返済のため約1700万ドル(約26億5200万円)を盗んで不正送金した罪に問われた元通訳、水原一平被告(39)の違法賭博事件が、米国でテレビドラマ化されることになった。米メディアが9日報じた。
 制作するのは、大手プロダクション「ライオンズゲート」社。米アカデミー賞6部門を受賞した「ラ・ラ・ランド」(2016年)や、日本でも人気の長寿医療ドラマ「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」(05年~)など、幅広いジャンルで良質な作品を生み出すことで知られている。

 プロデューサーは、米演劇界の最高賞トニー賞受賞歴があるスコット・デルマン氏と、専門誌「スポーツ・イラストレーテッド」の元記者でスポーツ賭博に詳しいアルバート・チェン氏。発表したコメントでチェン氏は、監督在任中の野球賭博関与で永久追放処分となったピート・ローズ氏(83)以来、最大のMLBのスポーツ賭博スキャンダルだとし「その中心にいるのが最高のスター選手。信頼と裏切り、富と名声の罠(わな)の物語に迫る」と意欲を見せている。

 ドラマは単発ではなく、複数話のシリーズになる予定。水原被告がどのように違法賭博にはまり不正をはたらくようになったかがメインになるが、通訳を務めた相手、大谷が高額契約をつかむ選手になる過程も重要な要素。大谷の描かれ方にも注目が集まりそうだ。タイトルは未定。ネットワーク局での放送か、配信かは今後発表になる。
 違法スポーツ賭博が社会問題化している米国。大スターが絡む巨額スキャンダルは放っておけない題材だったようだ。

 ≪米司法省、判決までに数カ月も≫米司法省は水原被告の審理について、判決まで数カ月を要する可能性があると指摘した。罪状認否は14日午前11時半(日本時間15日午前3時半)。水原被告は形式的に無罪を主張し、後日に法廷で罪を認める見通し。銀行詐欺などの罪を認める司法取引に応じている。連邦地検によると、水原被告は2021年11月ごろから24年3月ごろにかけて、違法スポーツ賭博で抱えた借金返済のため、大谷の口座から胴元側に約1700万ドル(約26億5200万円)を送金。虚偽の納税申告の罪にも問われている。

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