山下三段、高校1年生棋士へ前進なるか!?竜王戦6組決勝で藤本五段と対戦 奨励会員が6組優勝なら史上初

2024年05月21日 12:16

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山下三段、高校1年生棋士へ前進なるか!?竜王戦6組決勝で藤本五段と対戦 奨励会員が6組優勝なら史上初
竜王戦6組ランキング戦決勝に臨む山下数毅三段(左)と藤本渚五段(日本将棋連盟提供) Photo By 提供写真
 将棋の奨励会員・山下数毅三段(15)が現役最年少棋士・藤本渚五段(18)と対戦する第37期竜王戦6組ランキング戦決勝は21日午前10時、大阪・関西将棋会館で始まり、戦型は先手山下三段の角換わりになった。正午からの昼食休憩までに33手進んだ。持ち時間5時間から山下三段は1時間7分、藤本は52分消費した。奨励会員が竜王戦6組で優勝すれば史上初となる。
 勝者は藤井聡太竜王(21)=王将など8冠=への挑戦権を争う決勝トーナメントに進出する。また、山下三段にとっては四段昇段へ前進できるかどうかの大一番となった。

 山下三段は昨年4月から10月までの第73回三段リーグで13勝5敗の好成績を残して3位。優勝、準優勝者がかなえる四段昇段は逃したが次点になり、その後2度目の次点が得られればフリークラスでの四段昇段となる。

 その条件として、三段リーグからただ一人出場できる竜王戦6組での優勝もあった。

 ただ、すでに開幕している第75回三段リーグで勝率が・250以下の降級点を取ってしまうと次点は付与されない。今回の三段リーグは全18局。5勝(13敗)すれば・278となるため4回戦を終えて3勝1敗の山下三段は藤本戦に勝ち、次局以降の三段リーグであと2勝すれば四段昇段となる。3月に中学を卒業し、4月から高校生になったことで藤井に続く中学生棋士こそ逃したが、10月1日付けでの「高校1年生棋士」を実現する道は残されている。

 迎え撃つ藤本は昨年度、51勝9敗で勝率・850。藤井の・852(46勝8敗)にわずかに及ばなかったが勝率1位賞を争い、新人賞と最多勝利賞を受賞した。15歳が挑む18歳は、高い壁としてそびえ立っている。

 昼食メニューは山下三段が珉珉のサービスセット(とんこつラーメン、やきめし)、藤本がカツ丼セット(やまがそば)。

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