筒井真理子 撮影期間中に13キロ増量の壮絶役作りの裏側告白「自分のあるままでは太刀打ちできないと」
2024年06月29日 12:25
芸能
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MCの笑福亭鶴瓶は映画「淵に立つ」「よこがお」で筒井とタッグを組んだ深田晃司監督に筒井の素顔を取材。深田監督は「あの人は芝居のことしか考えてない。私生活の話とか一切ない。映画の話、役者の話、芝居の話しか出ない」と話していたことが明かされた。
「淵に立ち」では撮影期間中に13キロ増量する壮絶な役作りも。筒井は「13キロ増量。やせるほうが楽でした。ずっと際限なく食べるって、本番中もやせないように、お弁当余ったのを全部もらって食べてましたね」と振り返った。
もう1人のMC、「Kis―My―Ft2」の藤ヶ谷太輔が「役の構築はどうされている?」と聞くと、筒井は「想像つく役と、自分は狭いというか、自分の育ってきたことしか、経験してきたことしか知らない。『淵に立つ』の時も、娘が遷延(せんせん)性意識障害(の役)なので、そういうお母さまにお会いさせていただいたんです」と明かした。
そのお母さんが「事故に遭って、遷延性意識障害になって、最初のうちは友達も来てくれるんだけど、段々お見舞いにも来てくれなくなるし…」と話した時、「そうですよね、皆さん、結婚されて、お忙しくなって」と話してしまったそうで「言った時に、本当に目の奥が裏が悲しい色になったんです。“なんてひどいことを言ったんだ!”と思って、喫茶店で泣いたんですけど。申し訳なくて一番娘の見たかった姿であろうと思うんですよね。そんなこと言ってしまったんだと思って、お会いして帰ってから自己嫌悪に陥って」と回顧。「それを背負うには自分のあるままでは太刀打ちできないと思って。それで“太りたい、太ります”って言ったんですよ」と自らの申し出で13キロもの増量を決意したとした。
「凄くいろいろな役をいただくので、DVするお母さんだと、母親ではないし、したくなってしまう瞬間っていうのがわからないので、心理学の本とかそういう方たちの本とか読んだりします。役者をやっていてふわっと幸せになる瞬間があるんですけど、自分ではわからないセリフがある時、相手の役者さんとやっている時にふっとわかる瞬間があって、自然に出てくる瞬間があって、その時に脳みそが1ミリだけメリッと大きくなった気がするんですよ」と話した。