“遅咲き”だった松本若菜 20代は「ずっと思い悩んでた」苦悩明かす 「救われた」転機となった作品とは

2024年07月20日 18:02

芸能

“遅咲き”だった松本若菜 20代は「ずっと思い悩んでた」苦悩明かす 「救われた」転機となった作品とは
松本若菜 Photo By スポニチ
 女優の松本若菜(40)が19日放送のTBS「A-Studio+」(金曜後11・00)にゲスト出演。思い悩んでいた20代を振り返り、転機となった作品を明かした。
 松本は22歳で地元・鳥取県米子市から上京したが、「世間にちゃんと顔が認識されたのは『やんごと』ですね」と22年のドラマ「やんごとなき一族」だったという。ブレークするまでどれぐらいかかったのかと問われると、「15、6年」と語った。

 それでも17年の映画「愚行録」ではキーパーソンとなる夏原友希恵役を演じ、第39回ヨコハマ映画祭で助演女優賞を受賞しており、MCの笑福亭鶴瓶から「映画で賞を獲ったんは出て来てからどれぐらいになるの?」と問われると、「10年でした」と回答した。

 さらにMCの「Kis―My―Ft2」の藤ヶ谷太輔が「転機になりました?」と問うと、松本は「めちゃくちゃなりました」と明言。

 「自分がずっと思い悩んでた20代、ついついこう調べちゃうんですけど、これに出た人とこれに出た人、あの人って一緒だったんだ、みたいな。あああたしって、記憶に残らない芝居しかできないんだなって」と思っていたと回顧。「記憶に残らない顔なんだな、記憶に残らない声なんだなって思ったら凄く悲しくて。一生懸命あんなに身を削ってやったつもりなのに、なんか自分のやってることなんなんだろうとかって思うこともありましたし」と続けた。

 鶴瓶が「この監督からは凄いダメだしが出たんでしょう」と石川慶監督について問われると、松本は「出ました出ました」ときっぱり。鶴瓶は「それでも立ち向かってくるって、この子って凄いなって言ってた」と石川監督の言葉を紹介し「素敵な方」との印象を明かした。

 松本も「本当に素敵な方なんです」と語ると、「うれしいです。私本当にこの『愚行録』、もう役に本当に救われたんで。ずっと埋もれてた一役者じゃないんですけど、なんか評価してもらえたっていうのが、まだ続けれらる、続けようって、この世界にいたいって思えたものだったんで」としみじみと話した。

 藤ヶ谷は「タイミング的にも監督的も俺もう監督無理だろうなと思ったのがこれだった。これを失敗したら最後だし、お互いにそこがこうあったから、これがダメだったら女優辞めるかもしれない、監督辞めるかもしれないって思ったお二人が、交わって」と表現。鶴瓶は「だから自分にとっての特別な役者やって言うてた」と語ると、松本は「えーっ」と驚いた表情を見せた。

 鶴瓶が「だからもう1本、本当にみんなの記憶に残るいい作品を撮りたいって言うてた」とも続けると、藤ヶ谷は「中途半端な作品じゃ呼べないって」と証言。松本は「逆に思ってたんですよ、なんで呼んでくれないんだってずっと思ってんたんですよ」と打ち明けた。

 「なんか石川さん、どんどん凄く素晴らしい監督さんにさらになっていかれてる中で、『愚行録』に出てらっしゃる役者さんは、なんか呼ばれているのに私だけ呼ばれてないから、ああ、なんか石川さんにははまらなかったのかなって思って」いたと言い、絶賛の言葉には「まさかでした」と驚いたとした。

 鶴瓶が「もう中途半端では呼べないって。うれしいやんかそんなん」と改めて話すと、松本は「まさか、本当に…」と涙をこらえ話した。
 

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