チョン・ヘイン、映画「ベテラン2」出演にプレッシャーも“現場で演じる時には役に立った”

2024年08月20日 20:30

慣れ親しんだ味がさらに濃くなり、愉快さまで加わった。

本日(20日)、ソウル龍山(ヨンサン)区CGV龍山アイパークモールにて開かれた映画「ベテラン2」の制作報告会に、ファン・ジョンミン、チョン・ヘイン、リュ・スンワン監督が出席した。

同作は、悪人を最後まで捕まえるベテラン刑事のソ・ドチョル(ファン・ジョンミン)が率いる凶悪犯罪捜査隊に、新米刑事パク・ソヌ(チョン・ヘイン)が合流し、世間を騒がせた連続殺人犯を追うアクション犯罪捜査劇だ。約9年ぶりに帰ってくる映画「ベテラン」の2番目のストーリーだ。

この日、ファン・ジョンミンは「映画『ベテラン』で多くの観客がソ・ドチョルを応援してくださった。観客が思うソ・ドチョルのイメージをそのまま持って行きたかった。時間は流れたが、シーズン1の時と変わっていないと感じさせたかった。ファン・ジョンミンが老けただけで、ソ・ドチョルは年をとっていない。それなりに努力して、若くならなければならなかったし、そのエネルギーを持っていようとした。責任感が大きかった。シーズン1の衣装をそのまま着用し、同じヘアスタイルにした。アクションは体力的に大変ではなかったが、多くのアクションをこなすには無理があると思った。シーズン3は早く撮影してほしい」と話した。

チョン・ヘインはファン・ジョンミンとの共演について「撮影後の帰り道にいつも『最善を尽くしたのに、なぜ足りないんだろう?』と思った。そうするうちに先輩のことを思い出した。ファン・ジョンミン先輩は、新人の情熱を上回る情熱を持っている。もっと頑張らなきゃと思った」と伝えた。

リュ・スンワン監督は「前作が多くの観客から愛された。シーズン2がこのように時間がかかった理由の一つは、前作の成功を踏襲してはならず、あまり新しいことを求めてはいけないので、どのようにバランスを取るのか悩んだ。それで時間がかかってしまった」と話した。

また「慣れと新しさの調和に気を使った」とし「ソ・ドチョル役のファン・ジョンミンが、映画『ベテラン』のすべてだ。観客の方々が待っていたはずの慣れと、約9年という時間の中でこの人の成長、変化をどのように熟成して見せるのかを悩んだ。僕が選んだのは迫力と緊張感だ。前作より暗くなったという表現を使ったが、前作が明確な悪の対象を置いてシンプルに駆けつける構造だったなら、『ベテラン2』は相手するヴィランの存在すら上手く予想できない。多層的なストーリーを扱った」と説明した。

リュ・スンワン監督はシーズン2に合流したチョン・ヘインについて「新鮮な顔が加わわれば、一軸を担当することができると思った。刑事チームの新しい顔として誰が良いかと考えていたところ、映画『スタートアップ!』の時に一緒に作業したチョン・ヘインが思い浮かんだ。印象がとても良かった。彷徨う青年だけでなく、『となりのMr․パーフェクト』のキャラクターもピッタリだし、『D.P.』『コネクト』など、様々な姿を持っていると感じた。出演オファーをしたら、あまりにも快く受け入れてくれた。上手く溶け込み、馴染んでくれて嬉しかった」と語った。

チョン・ヘインは「まず、とても緊張した。最初に出演オファーを受けた時は、『ベテラン』だとは知らなかった。『一緒に面白い作品を作りたい』と言われ、とても震える気持ちで監督に会いに行った。『ベテランだ』と言われた時、とても嬉しかったし、わくわくして、胸の片隅が熱くなってきた。撮影日を楽しみにしていた」と感想を伝えた。

さらに「プレッシャーもあった。参加するだけで光栄だが、プレッシャーがなかったといえば嘘だ。現場で演じる時だけは、そのプレッシャーが役に立った。考えないようにすればするほど、もっと思い浮かぶので逆に利用した。プレッシャーも俳優が向き合って乗り越えなければならない部分だと思う」と付け加えた。

続けて「アクションに密度があって深みがある。僕はアクションシーンが多くなかったが、これまでの作品の中で最も安全な現場だった。それで思う存分繰り広げることができた。心理的に安定感があってこそ、決められた約束の中で遊ぶことができる。最も体系的で正確なアクションだった。僕が一番健康な時に撮った作品だ」と話した。

ファン・ジョンミンは「チョン・ヘインのアクションはラッキービキ(IVE ウォニョンの肯定的な考え方)だ」と言って、笑いを誘った。続けて「よくやった。寒い時に雨のシーンを撮った。寒いにもかかわらず、一週間苦労した。励まし合いながら、すごいと言った」と褒め称えた。

リュ・スンワン監督は「チョン・ヘインのアクションは9.99点だ」とし「アクションがとても素早く、没入する。現場で『余裕を持ってやってみろ』と言った。外見からのイメージのように、責任感が強い。1番から10番までやらないといけないなら、早くやり遂げるべきだと思う。カメラがついて行かなければならないのに、あまりにも早くやってしまう。手が早すぎて、『ゆっくりしてほしい』と話した。トライアングルチョークという技術を使うが、相手が実際に引っかかって息が切れそうになった時もあった。『どうしたんだよ。これは映画だ』と言った(笑)。初めて会った時、びっくりしたのが体が石のようだった。腕を触って、びっくりした。普段からとても管理していると思った」と振り返った。

最後にリュ・スンワン監督は、シーズン3の可能性に言及し「映画のエピローグに愛着を持っている。すべての事件が終わって、ソ・ドチョル刑事が大変だった一日を終える。僕も年を取ったせいか、そのシーンを撮る時に本当に良かった」と話した。ファン・ジョンミンは「僕が長い間待っただけに観客の方々もたくさん待っていたと思う。韓国で9月13日に公開されるので、楽しみにしていてほしい」と挨拶した。

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