西島秀俊 「あすなろ白書」で大ブレーク当時はまだ“電車通学”「電車に乗っていてもひそひそ…」
2024年09月08日 21:35
芸能
すると、「履歴書を持って来い」と言ってくれた人物がいたという。それは、高校のバスケ部の9個上の先輩。先輩自体は映画業界ではなく、アン・ルイスのバンドメンバーの付き人をしていたというが、「その人が回したのが最初の事務所」だったという。「しかも俳優のセクションがなくて、芸人さんのところで、“これから俳優さんやっていきましょうか、若手”というので、オーディションがあって」、所属することになったと明かした。
デビュー初期に出演したのが、テレビ朝日系のドラマ「はぐれ刑事 純情派」。藤田まことさん演じる安浦刑事が、人情味あふれるやりとりで事件を解決していく刑事ドラマで、西島は若手の捜査官役で出演した。「藤田まことさんに全部教えてもらって、という。あれは大きなきっかけ、体験だな」と感謝を口にしていた。
その後、フジテレビ系月9ドラマ「あすなろ白書」で大きな脚光を浴びることに。まだ家には洗濯機もなく、コインランドリーを使っていたころだったという。当時は東京・中野新橋に住んでいたといい、移動は当然、電車。「電車で行っていて、ドラマが始まって、電車に乗っていてもひそひそ言われる。生活はそんなでした」と振り返っていた。