英国スター集結!!ポール熱唱、ミスター・ビーン爆笑
2012年07月29日 06:00
五輪
フィナーレを飾ったのは元ビートルズのポール・マッカートニー。聖火がともり、会場が大歓声に包まれる中、黒のスーツ姿で登場。ビートルズ時代のヒット曲「ヘイ・ジュード」をピアノを弾きながら歌った。
♪大丈夫。君なら乗り越えられるよ――若者たちに優しくエールを送る歌詞。「じゃあ、みんなで!」。ポールが身ぶり手ぶりをつけながら呼び掛けると、選手と8万人の大観衆が一体となって後半のコーラス部分を大合唱。興奮のボルテージは最高潮になった。
サッカー元イングランド代表主将のデビッド・ベッカムは聖火をのせた高速ボートの操縦士として出演。五輪スタジアム近くまで聖火を届ける役目を果たした。
当初は聖火の最終走者の候補にも挙げられたが、正確なクロスパスを武器にしたベッカムらしい華麗なアシスト役。黒のスーツに身を包み、テムズ川に架かるロンドン橋の下をさっそうと走り抜ける姿が映像で映し出されると、会場は大きくどよめいた。
笑いで一番盛り上げたのは英コメディー番組「ミスター・ビーン」で知られる俳優ローワン・アトキンソン(57)。ロンドン交響楽団のメンバーに紛れ込んで、コミカルな動きを披露。英国の陸上選手を題材にした映画「炎のランナー」のテーマ曲の間には、ミスター・ビーンが同作の名場面に入り込む映像を流して大爆笑を誘った。
ほかにも、ミュージシャンのマイク・オールドフィールド(59)や女性歌手のアデル(24)ら英国を代表するアーティストが登場した。「ハリー・ポッター」の作者J・K・ローリング氏(46)や、インターネットの根幹をなす技術を開発したティモシー・バーナーズリー氏(57)ら文化、産業分野の著名人も続々と姿を見せた。