「新しい技術を駆使」して「青3本」から「白3本」に
2012年07月29日 22:41
五輪
日本の吉村和郎チームリーダーは「そもそも韓国に上がることがおかしい」と最初の判定に不満を唱えつつ「覆るなんて見たことがない」とあきれ顔で話した。この試合では延長の途中にも、有効と判定された海老沼の小内刈りを、審判委員の異議で取り消される一幕があった。吉村チームリーダーは「審判委員が試合を止めすぎだ」と指摘した。
柔道では微妙な判定への不満をなくすため2006年からビデオを試験的に導入。現在は、大きな大会では畳の横で3人の審判委員が判定を監視する。ただ全日本柔道連盟の川口孝夫・審判委員長によると、映像を基にした審判委員の「助言」の範囲については「規定がない」と話しており、このあたりに混乱の理由がありそうだ。(共同)