平岡の地元でも「よっしゃ!」 高校教諭「ここぞの集中力が並じゃない」
2014年02月12日 09:40
五輪
1回目の滑走は失敗に終わり、迎えた2回目。ジャンプのたびに「あと少し」「頑張れ」と声援が飛び、メダルをたぐり寄せる技が成功すると「やったー」と雰囲気は最高潮に。
幼稚園時代からの友人の福屋錠矢さん(18)は「帰ってきたら食事に行く約束をしているので『おめでとう』と言いたい」と祝福。中学時代の担任で平岡選手が所属していた野球部の監督だった辰巳典久教諭(38)は「気持ちの強い子なので2回目は立て直すと信じていた」と目を細めた。
平岡選手が通う大阪市天王寺区の上宮高校でも、教職員ら約40人が視聴覚室で観戦。最後の選手が4位となって銅メダルが決まった瞬間、同時に立ち上がり、平岡コールの大合唱が起きた。
平岡選手に政治・経済を教えている男性教諭は「勉強時間が少ない中でテストもこなす。ここぞの集中力が並じゃない」。田中裕史校長(57)は目に涙をためながら「よくやってくれた。努力が実を結んで本当に良かった」と喜びをかみしめた。(共同)