カーママ連勝!完全アウェー状態で開催国ロシアに8―4
2014年02月12日 21:45
五輪
開催国相手の“完全アウェー状態”の中、リード・苫米地美智子、セカンド・吉田知那美、サード・船山弓枝、スキップ・小笠原歩で臨んだ日本。第1エンドは後攻で、ロシアが入れ、日本が出すという展開が続き0―0で。第2エンドも日本が有利な後攻になった。船山の第6投が絶妙。ナンバー1、ナンバー2が日本のストーンに。ロシアの最終ストーンが再びナンバー1になるが、小笠原が第8投目を手前のガードに当て、それがロシアのナンバー1をはじき出し、日本が2点を奪った。
日本が先攻となった第3エンドは、ロシアの最終ストーンが日本のナンバー1をはじき、1点ゲット。大歓声が沸き起こる。第4エンド、小笠原の第7投はロシアのストーンをかすめ、真後ろに。ロシアはそのストーンの隣を抜けナンバー1に。小笠原の第8投は、ロシアのナンバー1をはじき切ることができず、日本がスチールを許し、2―2の同点に。
第5エンドは後攻の日本がしっかり1点獲得し、3―2でハーフタイムに入った。
第6エンド、日本が先攻。ロシアの最後の一投が短くなるミス。日本がスチールに成功し、リードを2点に広げた。第7エンドも連続スチール。日本は5―2とした。
第8エンド、小笠原は第8投を相手ストーンに当てられず。ロシアは最終ストーンでナンバー1、2を確保。2点返し、1点差とした。ロシアコールが響き渡る。
第9エンド。小笠原が第8投で相手ストーンをテークアウトし1点追加。
最終第10エンド。小笠原が第8投でナンバー1、ナンバー2の位置をキープ。ロシアの最終ショットは日本のストーンに当たらず、2点を追加した日本の勝利となった。
▼小笠原歩の話 こんな大歓声の中でプレーできるのは五輪ぐらいなので楽しもうと話していた。今は自信を持って投げられている。白星が先行したのは信じられない。
▼船山弓枝の話 ショットも決まっていたので追い上げるのではなくて、いい形で組み立てられた。大歓声の中でも自分たちのプレーができた。精神的にも成長している。
▼吉田知那美 前日(11日)の韓国戦は失敗するのが怖くてその気持ちが出てしまったので、きょうは自分のやるべきことをやろうと思った。落ち着いてプレーでき、会場を見渡すぐらいの余裕もあった。
▼苫米地美智子の話 きのう(11日)よりもショットがつながっていた。試合も楽しかった。チャンスもつくれているので、落ち着いて最後まで試合ができた。