女子レスリング53キロ級の吉田沙保里(33=フリー)が4個目の金メダルを14年に他界した父・栄勝さん(享年61)と、7月に膵臓(すいぞう)がんのため亡くなった大相撲、元横綱千代の富士の先代九重親方(享年61)にささげることを誓った。
18日の初戦を前に会見。「4連覇をして歴史を残したい。金メダルを天国にいる父と、親交のあった九重親方にも見せたい」と語った。また、同じく4連覇が懸かる58キロ級の伊調馨(32=ALSOK)は17日が初戦。「これからは後輩たちが活躍していく時代。東京五輪でも世界一、その次にも続けていけるように私たちが4連覇を達成し爪痕を残したい」と意気込んだ。