ドイツのメディアは16日、リオデジャネイロ五輪の卓球男子団体準決勝でドイツが日本に敗れたことを「たたきのめされた」「牙を抜かれた」などの見出しを掲げて伝えた。有力誌シュピーゲル(電子版)は、今後の卓球界が「中国、日本優位の時代」になると指摘した。
シュピーゲルは「日本が今後数年でさらに力を伸ばすのは間違いない。素晴らしい若手の育成が行われている」とドイツのエース、オフチャロフが述べたと報道。東京五輪に向け強化に余念がない日本に対し、ベテラン中心のドイツは世代交代に失敗したと解説した。
一方、南ドイツ新聞(電子版)は、元世界ランキング1位のボルについて「試合中、途方に暮れた様子で何度も監督の方を振り返った。大きく動揺しているのが見て取れた」と描写した。(共同)