本田、代表引退は明言避ける…「W杯優勝」は若手に託した「意思を引き継いでもらいたい」

2018年07月03日 07:46

サッカー

本田、代表引退は明言避ける…「W杯優勝」は若手に託した「意思を引き継いでもらいたい」
<日本・ベルギー>試合後、うなだれる本田(右)=撮影・小海途 良幹 Photo By スポニチ
 【W杯ロシア大会決勝トーナメント1回戦   日本2―3ベルギー ( 2018年7月2日    ロストフナドヌー )】 決勝トーナメント1回戦でベルギーに2―3で敗れた日本代表の本田圭佑(32=パチューカ)が、今大会が最後のW杯になることを明言した。
 ベルギー戦では途中出場。左サイドで走り込んでシュートを放ち、ブレ球のFKで決定機も作った。それでも、チームを勝利に導くことはできなかった。1次リーグ初戦のコロンビア戦で決勝ゴールを左CKでアシスト。同2戦目のセネガル戦ではアジア人初のW杯3大会連続ゴールで同点に戻した。「現実ですよね。これがW杯、僕自身にとって最後になる。正直、自分がみんなをもう1個上のステージに連れていってあげたかった」と今大会を振り返った。

 大会前からこのW杯が「集大成」だと語っていた本田。自ら「最後」と切り出した男は「4年後はちょっと考えられないですね。そういうものじゃないし。自分のためだけのW杯にするなら、たぶん同じような役回りで出られる可能性はあるんですけど。そういうことじゃない。日本代表が大きく前に進む時、次のミッションにどういった形で関わるか分からない」と語った。

 この大会を持って代表を引退するのか。率直に問われた本田は「うーん。それは現役のところとリンクしてくると思うので。4年後は見られない。それはっきり言える。今言えることはそれだけ。あとしっかりと伝えたいのは、いい仲間に感謝したい。本当に楽しかった」と強調。「W杯優勝」を公言してきた本田は「優勝を目指して、それを果たせなかったということに関しては、その意思を次の若手に引き継いでもらいたい。まだ“優勝”という言葉を口にする若手がいない。今日出て活躍した選手の誰かが、誰になんと言われようと『優勝』と言い続ける奴が次の代表を引っ張っていくと思いますし。それにふさわしいヤツは今回のW杯で何人か見つけているので、次頑張ってほしい」と最後に言い残した。

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