上田綺世 OA最有力 パリ五輪メダルへ強力“助っ人” 冨安、板倉も有力候補に
2024年01月25日 04:40
サッカー
U―23日本代表は4―3―3を基本布陣に、1トップには現在カタールで開催中のアジア杯にも出場しているFW細谷真大(22=柏)がエースとして君臨。だが、細谷に続く人材が現れていないのが現状で、短期決戦となる本大会へ次なるアタッカーの“補強”は不可欠だ。
そこで浮上したのが、3位決定戦でメキシコに敗れた東京五輪に出場した経験を持ち、A代表でも着実に実績を重ねる上田だ。ポストプレーにたけ、裏への抜け出しも抜群の屈強FW。招集が実現すれば、細谷を切り札として起用できるほか、2人の同時起用など可能と選択肢が大幅に増える。大岩監督が鹿島監督時代の19年に指導した経験を持ち、特徴を熟知しているのも大きなメリットだ。
最大3人のOA枠には上田の他にも、チームの最大の弱点とされるセンターバック2枚で使用するプランも浮上。A代表コンビの冨安健洋(25=アーセナル)、板倉滉(26=ボルシアMG)が有力候補に挙がっているという。
U―23日本代表は4月15日からカタールで開催される五輪最終予選を兼ねた同アジア杯に出場。16チーム中3位までが五輪出場権を獲得し、4位はプレーオフにまわる。
当然、OA枠起用は8大会連続12回目となる本大会出場が大前提だが、日本協会の反町技術委員長は「6月にOAを入れて数試合やって、五輪本大会へ向かう」と既に綿密な計画を練っている。五輪には代表側の拘束力がないため、クラブ側との粘り強い交渉は必須。悲願のメダル獲得へ、上田らOA枠候補の動向に注目が集まる。
◇上田 綺世(うえだ・あやせ)1998年(平10)8月28日生まれ、水戸市出身の25歳。中学時代は鹿島の下部組織に在籍し、鹿島学園高から法大に進学。3年時にサッカー部を退部して鹿島に加入。22年にベルギー1部セルクル・ブリュージュに完全移籍し、昨夏にオランダ1部フェイエノールトへ完全移籍。19年に南米選手権の初戦チリ戦で日本代表デビュー。1メートル82、76キロ。利き足は右。
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