【アジア杯】冨安 大会初先発で“堅守再建”DFライン統率 クリーンシートは逃すもGK彩艶も復調兆し

2024年01月25日 04:50

サッカー

【アジア杯】冨安 大会初先発で“堅守再建”DFライン統率 クリーンシートは逃すもGK彩艶も復調兆し
競り合う冨安(左)(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【アジア杯1次リーグD組   日本3─1インドネシア ( 2024年1月24日    カタール・ドーハ )】 まさかの失点で今大会初のクリーンシートを逃した。3―0の後半アディショナルタイム。最も警戒していた昨季まで東京VでプレーしたDFアルハンのロングスローを、南野が頭で後ろにクリアすると、ファーサイドでフリーだった相手にGK鈴木のニアをぶち抜かれて失点を喫した。
 集中力欠如は許されない時間帯での失点。今後に向け大きな課題として残ったが、格下相手に2戦計4失点を喫していた守備陣は復活の兆しも見せた。昨年12月に左ふくらはぎを痛め、復帰間もない守備の要の冨安が、今大会初先発。町田とセンターバックでコンビを組み、19日のイラク戦から4人全員が入れ替わったDFラインを交代する後半37分まで統率した。

 GK鈴木も本来の姿を取り戻してきた。3戦連続でフル出場。低調だった1戦目と2戦目はともに失点に絡み、1―2で敗れた19日のイラク戦後にはSNSで差別発言を受けたことを告白した。それでも強いメンタルで立ち向かい、チームの勝利に貢献。「最後のところちょっと悔しいですけど次につながるゲームになったと思う」と前向きに振り返った。

 この日は相手のカウンター対策も徹底。攻守の切り替えも改善された。終わってみれば相手の枠内シュートを1本に抑え、主将の遠藤も「セカンドボールの処理、失った後の切り替えの部分は前の選手と意識してうまくやれたと思う」と納得の表情。守備陣は明るい材料を持ってさらなる難敵との対戦へと向かう。

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