【アジア杯】韓国 PK戦の死闘制し8大会連続の8強 次戦も優勝候補が相手

2024年01月31日 03:59

サッカー

【アジア杯】韓国 PK戦の死闘制し8大会連続の8強 次戦も優勝候補が相手
PK戦を制し、歓喜の韓国代表(右) と敗れたサウジアラビア代表(AP) Photo By AP
 【アジア杯決勝トーナメント1回戦   韓国1-1(PK4-2)サウジアラビア ( 2024年1月30日    カタール アル・ラヤン )】 サッカーのアジア杯は30日、カタールのアルラヤンで決勝トーナメント1回戦が行われ、1次リーグE組2位の韓国が同F組1位のサウジアラビアをPK戦で破り、8大会連続の8強入りを果たした。2月2日の準々決勝でオーストラリアと対戦する。
 前半は韓国、サウジアラビアともポゼッション重視で互角の戦い。後半早々に試合が動いた。

 開始直後、サウジアラビアは左サイドのDFアルブライクから中央のMFサレム・アルダウサリへパス。サレム・アルダウサリがワンタッチでDFラインの裏に落とし、タイミングよく走り込んだFWラディフが左足で冷静にゴール右隅へと蹴り込み、先制点をもたらした。後半開始から投入されたラディフは出場1分も経たないうちに、大仕事をやってのけた。

 失点後、韓国はFWソン・フンミン、MFイ・ガンインを中心に猛攻を仕掛けた。1次リーグ3試合で8得点と高い攻撃力を武器に、同3試合で1失点と堅い守りのサウジアラビアゴールに迫った。決定力を欠いたが、アディショナルタイムに執念は結実した。後半45+9分、右サイドのDFキム・テファンからのロングボールをごルール左のDFソル・ヨンウが折り返し。中央で待ち構えたFWチョ・ギュソンがヘッドでゴール中央に起死回生の同点ゴールを叩き込んだ。

 延長戦でも猛攻を続けたが、決勝ゴールは生まれず。それでもPK戦で勝負強さを見せつけた。韓国GKチョ・ヒョヌがサウジアラビア3人目のMFアルナージーのキックを右に飛んでストップ。4人目のFWガリーブのキックも同様に右に飛んで防いだ。

 韓国は1人目のソン・フンミンが落ち着いて左隅に決めると、4人目まで全員が成功。一丸で死闘を制し、喜びを爆発させた。

 1960年大会以来3度目の優勝を目指す韓国は1次リーグで苦戦。初戦はバーレーンに3―1で勝利したものの、第2戦はヨルダンと2―2で引き分け。最終戦はマレーシアを相手に後半終了間際に追いつかれて3―3で引き分け、2位通過となった。

 1位突破なら決勝トーナメント1回戦で日本との対戦となっていたが、元ドイツ代表FWのクリンスマン監督は「1位で突破したかった。日本を避けたわけではない」と話していた。

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