紀藤正樹弁護士 黒川氏の定年延長、文書開示方針に「じゃあなぜ今まで国は…使った税金返せと言いたい」

2024年07月12日 08:02

社会

紀藤正樹弁護士 黒川氏の定年延長、文書開示方針に「じゃあなぜ今まで国は…使った税金返せと言いたい」
紀藤正樹弁護士 Photo By スポニチ
 弁護士・紀藤正樹氏(63)が12日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。東京高検検事長だった黒川弘務氏の定年延長に絡み、法務省内で協議した記録の不開示決定の当否が争われた訴訟について言及した。
 この訴訟で、開示を命じた大阪地裁判決に対し、国側が控訴を断念したことが判明した。判決は控訴期限の11日を過ぎて確定。該当文書は近く開示されるが、国家公務員の定年に関する一般論の記載が大半で、官邸に近いとされた黒川氏の定年延長決定の背景は解明されない見通し。神戸学院大の上脇博之教授が2022年1月に提訴した。

 関係者によると、法務省は従来の主張を維持する一方、開示対象文書は国会などに既に提出していたことから、判決が確定しても問題はないと判断したもよう。

 紀藤氏は「黒川氏の定年延長 文書開示へ 大阪地裁判決、国が控訴断念」と題された記事を引用し、「じゃあなぜ今まで国は裁判で争っていたのか。使った税金返せと言いたい」とつづった。

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