ケガ乗り越え連覇…羽生「頑張ってくれた右足に感謝しかない」「やり切れた」「構成迷った」

2018年02月17日 14:45

フィギュアスケート

ケガ乗り越え連覇…羽生「頑張ってくれた右足に感謝しかない」「やり切れた」「構成迷った」
五輪連覇を果たした羽生は日の丸を掲げて喜ぶ (AP) Photo By AP
 【平昌冬季五輪   フィギュアスケート男子フリー ( 2018年2月17日    韓国・江陵アイスアリーナ )】 平昌五輪は17日、フィギュアスケート男子フリーが江陵アイスアリーナで行われ、ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(23=ANA)は206・17点、合計317・85点とし、金メダルを獲得。五輪男子66年ぶりの2連覇を成し遂げた。先に滑り終え、優勝が決定した瞬間は控室で涙。フリーは着氷で2回バランスを崩したが、持ちこたえ、転倒はしなかった。右足首のケガから、ぶっつけで五輪連覇に挑んだが「右足が頑張ってくれた」「もう右足に感謝しかないです」。演技直後には一緒に闘い抜いた右足首にそっと両手を添えた。
 【羽生と一問一答】

 ――(昨年11月のNHK杯公式練習中に右足首を負傷したが)乗り越えましたね?

 「何とか」

 ――どんな気持ちですか?聞かせてください。

 「とにかく、本当にたくさんの方々がサポートしてくださって、何とかこうやって、まず滑ることができたんで。まずこの会場で滑ることができて、ホッとしているのと。あとはもう本当に自分がやり切れたなと思うぐらいの演技ができたことが、まずよかったんじゃないかなと思います」

 ――演技直後の吠えた、あそこにいろいろなものが凝縮されているように見えました。

 「とにかく本当に右足が頑張ってくれたなと思いましたし、ケガのせいで練習できなかったところも含めて、いろいろたくさんの方に心配をかけたと思います。そういった意味では、今まで以上の強い応援、サポートがあったと思いますし、そういうものに本当に恵まれていたないうふうにと思っています

 ――(演技終了)直後に右足を少し触っていましたよね?あれは痛みですか?それとも?

 「感謝です。感謝の気持ちだけです」

 ――この姿(金メダル獲得)というのは平昌に入る前、どのくらい自分の中でイメージできていたんでしょう?怖さだったり、不安だったりと闘っていたんじゃないですか?

 「まず構成がまだ定かじゃなくて、構成どうですか?とずっと質問されていたんですが、自分自身も何かどういうふうにしたらいいのか、何がベストなのか分からなくて、いろいろ悩んでもいたんですけど、だからこそ、ちょっとフリーの方はイメージしづらかったところもあったりもして。ただ、こうやって最終的に集中して跳びたかったジャンプは跳べているので。とにかくよかったと思います」

 ――(最後の3回転)ルッツ、よく堪えましたよね?

 「もう右足に感謝しかないです。はい」

 ――これでまた、これから4年間、オリンピックチャンピオンになります。

 「ここまで来るのに、たくさんの方々に支えられながら生きてきました。本当にスケートだけじゃなくて、羽生結弦としてたくさんの方々に育てていただいたことを感謝します。ありがとうございます」

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